Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「地上5センチの恋心」

2008-08-22 01:40:06 | 映画
2本立てのギンレイホール、だいたいどちらか1本観て終わりのことが多いです。
初日に「ジェイン・オースティンの読書会 」の後に観ました。
キュンとなるラブ・コメディです。
主人公のオディットは、20年ほど前にだんなさんを亡くし、昼間はデパートの
化粧品売り場で働き、夜はせっせと羽飾りの内職に励みながら美容師の息子と
働き口がなく、反抗的な娘とその彼氏で暮らしています。そんな彼女のささやかな
楽しみが寝る前にバルタザール・バルザンの本を読むこと。
裕福ではなく、どちらかというと不幸な境遇に置かれているのにも関わらず
小さな幸せに満足して、毎日を楽しんでいるオディットの姿に生活のヒントを
得たような気がしました。人生を楽しむ前向きさ、誠実さに周囲はみな魅了されてしまいます。
自分の道は、たとえどんな道であろうと自分で進んでいこうとする彼女が輝いて見えました。

ジョセフィン・ベイカーの曲を聞くと気分が高揚し、歌いながら踊りだし、
憧れの作家を前に舞い上がってしまい、自分の名前を『デット』と言ってしまったり
サイン会を前に息子に髪型をチェックしてもらったり、息子にネイルを塗ってもらいながら
娘のプータロー彼氏の話をしたり。乙女の心を忘れないお茶目なお母さんを
カトリーヌ・フロが可愛らしく演じています。
ルンルン~♪天に舞い上がってしまうような
気分を表現すると 数センチ宙に浮かんでいる
こんな感じなんだろうなあ~としみじみ感じ
入ってしまいました。
公式サイト
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「ジェイン・オースティンの読書会 」

2008-08-22 01:12:57 | 映画
9日12:15~の回で観ました。初日かつギリギリに行ったため立ち見でした
座布団を借りて、しゃがんで観ていたのですが、椅子よりも目線が低い分 時々
字幕が見えないこともありました。どうしてもまた観たくて、雷雨の中 行ってきました。
ジェイン・オースティンの6作品と読書会のメンバー6人とを絡ませて描いたドラマです。
例えば「エマ」担当のジョスリンは独身で、自分のことよりも親友シルヴィアの相手探しに
やっきになっている。まるで他人の縁結びが好きなエマのように。。。といった感じに。
誰がどの作品を担当することになったかは、こちらをご覧下さい。⇒丸善
同じ本を読んでいても 登場人物の誰の視点で見るかで、解釈の相違があって、
そこには思わぬ発見もあり、読書会って面白そうです。1ヶ月1冊ずつ取り上げる読書会で
物語の内容や登場人物について、意見を述べ合いながら それぞれ自分たちの生活に
置き換えて、今抱えている問題の解決方法を探っていき、答えを導き出していきます。
ホスト役となった人の家に集まって、
軽食をつまみながら語り合う様子は、
持ち寄りパーティーみたいで、それも
また楽しそうだなあと思いました。

「分別と多感」は、アン・リー監督の
「いつか晴れた日に」、「自負と偏見」
はキーラ・ナイトレイ主演の「プライド
と偏見」「エマ」は、グウィネス・パル
トロウ主演「emma」映画を通してしか
知りませんので、ジェイン・オースティ
ン=少女小説という評価も初めて知り
ました。

「コヨーテ・アグリー」でカッコイイ支配
人役で出ていたマリア・ベロは 、
「サンキュー・スモーキング」にも出て
いました。「プラダを着た悪魔」で先輩
アシスタント役で出ていたエミリー・ブ
ラント、彼女の髪型やシンプルなワンピースが素敵でした。ヒュー・ダンシーは「いつか眠りにつく前に」のバディ役、出演者たちも魅力的な人ばかりだしインテリアや衣装も楽しめました。
公式サイト(日本語版)公式サイト(英語版)


原作を図書館で借りて読んでいるところです。
映画ではかなり省略されている登場人物それぞれの
エピソードが各章で披露されていて 読んで正解でした。
3月「エマ」は一番左のイス。時計回りに進むのですが、
椅子で誰がホスト役なのか表現しているようで面白い
趣向だなあと思いました。
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