緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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着物で文楽

2018年01月17日 | お出かけ
久しぶりに着物を着て文楽を観にいきました。
劇場の正面です。

私が観たのは午前の部。今月の演目はお正月らしく華やかな「花競四季寿」と「平家女護島」の鬼界が島の段、「摂州合邦辻」の合邦住家の段です。

開演前に舞台をパチリ。

お正月らしく飾っています。

「摂州合邦辻」の合邦住家の段は昔、テレビで見て感銘を受けた記憶があるのですが、今回は今一つの印象。なぜかしら。
私の調子が悪かったのか。

「摂州合邦辻」は説教節の「俊徳丸」、能の「弱法師」と元は同じ話です。
民俗学者の折口信夫は浄瑠璃(文楽)の「摂州合邦辻」が物語の古い形を最も残していると書き残しています。
一段だけでは印象が薄くなるのかもしれません。

この日の私の着物。


コートも小紋の着物も、母が遺していたもので私の趣味ではありません。
随分と色褪せしていたのですが、物は悪いものではなかったので補修して着られるようにしました。

一緒に行った友人と、今度は繁昌亭に落語を聞きに行こうと言いました。
昼席に着物で行った観客は大入り袋が貰えるそうですので。