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吉岡菜月 ピアノリサイタル「銀河鉄道の夜」 を聴く

2006-09-16 | 音楽を聴く
木曜日、仕事中に友人のKから携帯にメールが届く。
「明日の夜、なかなか良いコンサートが熊本市内であるので来ないか?」とのこと。

吉岡菜月 ピアノリサイタル「銀河鉄道の夜」

吉岡菜月さんは熊本出身のピアニストで、アメリカのイーストマン音楽院を卒業後熊本で音楽活動をしているとのこと。
今回は夫の平野義久さん(僕は知らなかったんだけど、アニメやゲームの音楽を多く手掛けている人だそうです)作曲の
「平版 銀河鉄道の夜~ピアノのための」の世界初演。

コンサートは前半はバッハの平均律クラヴィーア曲集、ラヴェルの「ソナチネ」、再びバッハの「シャコンヌ」と続き、休憩後「銀河鉄道の夜」と続いた。
かなり難易度の高い現代音楽だったが、時折現れる宮沢賢治作曲の「星めぐりの歌」や「精神歌」や御馴染のドヴォルザーク「新世界」の旋律で、
いま「銀河鉄道の夜」のどの場面を描いているのか想像できた。
ラストの闇に沈み込むフェードアウトが美しかった。

その後、客席から作曲者の平野さんを舞台に迎え上げて音楽家夫婦揃っての挨拶。
今回のコンサートは故郷熊本への感謝の気持ちを現したかったとのこと。
それから吉岡さんの自作曲を中心に数十分に渡る長いアンコール。本当に弾いていて嬉しそうな演奏だったのが印象的。

熊本市繁華街の終夜営業の大型書店を覗いた後、帰宅。
JR駅から自宅まで、街灯もない真っ暗な田舎道をそぼ降る雨の中歩く。せめて星空が見えたらコンサートの余韻に浸ることも出来たんだろうが…
それに台風も近づいてるし、明日の内之浦でのM-V-7ロケットのランチャ角度セット試験も中止だなこりゃ。。。
とか思ってすっかり寝坊して昼過ぎに起きて宇宙作家クラブのニュース掲示板を見たら、しっかり今日の昼過ぎにランチャテストやってるじゃないかーーー!!!
やっぱり見に行けばよかったー!

という訳で、SOLAR-B/M-V-7の打上げまであと7日!いよいよあと1週間!!
台風13号に負けるな!