天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

2010年の夏休み!

2010-08-06 | 日記
ももちゃんから、
暑中御見舞い申し上げます


毎日毎日、日本全国いや北半球の世界各国で異常な暑さが続いていますが、
天燈茶房に来て下さる皆さんは元気に夏を楽しんでおられますでしょうか?

学生さんはとっくに夏休みの真っ只中でしょうが、
天燈茶房亭主も明日から1週間の夏休みに入ります。
今年の夏休みは…まぁ別に用事もないんだけど、天燈茶房京都支部(妹夫婦のkamimog宅)に遊びにいくつもり。
という訳で、明日は朝から乗り鉄です。何しろ交通費をケチって青春18きっぷでの熊本→京都間 鈍行列車移動ですから!

明日以降、気が向いたら携帯電話のカメラで撮影したスナップを添えた「夏日記」を書くつもりです。
お暇ならお付き合い下されば幸いかと。


それでは皆さんも、楽しい夏休みを!
天燈茶房亭主mitsuto1976 拝

饗宴のあと ~特別公開翌日のJAXA相模原キャンパスにて~

2010-08-06 | 宇宙
写真:特別公開翌日のJAXA相模原キャンパス正門

今年は「はやぶさ帰還祭り」 として大いに賑わった
JAXA相模原キャンパス特別公開「宇宙のナゾを見つけに行こう!」

大盛況のうちに幕を閉じた相模原キャンパス特別公開の翌日(平成22年8月1日 日曜日)、
前夜の特別公開参加者懇親会(要するに飲み会w)からそのまま相模原に宿泊していた我々宇宙クラスタは「宴のあと」を確かめるべく、酔狂にも再び相模原キャンパスを訪れました。


相模原キャンパスに到着するなり、正門の裏手に「宴のあと」を発見。

昨日は数万人にも及ぶ見学者でごった返していたキャンパス構内は、すっかり静かないつもの日曜日の姿に戻っていました。
少し寂しいけれど、昨日はろくに見ることも出来なかった展示物をゆっくり眺めることが出来ます。

相模原キャンパスの新旧のシンボル、木立に佇む2つの固体燃料ロケット。


御存知、「固体燃料ロケットの世界最高峰」M-V
勿論「はやぶさ」も、この究極の名機によって宇宙に産み落とされました。


相模原キャンパスのM-Vの見所は、この1・2段モータ接手部分のトラスの中。
中を覗いてみると…


第2段モータのノズルが見えますが、真っ黒に焼け焦げているのが判ります。
実はこれ、実際に地上施設で燃焼試験を行った正真正銘ホンモノのロケットモータなのです!
本来は月探査機LUNAR-Aの打ち上げに使われる予定だったが、計画中止により地上燃焼試験に回された2号機の第2段モータを、
試験終了後にそのまま展示用としたのですね。燃焼試験から数年が経過した現在も、微かに鼻をつく「固体燃料の燃焼臭」が残っているのがスゴイ。
ちなみに展示機の第1段モータは本来は金星探査機「あかつき」を打ち上げる予定だった9号機として製造された、これまた実機です。


通路を挟んで並んだこちらは、M-Vの先輩格のM-3SII
固体燃料ロケットとして世界で初めて、惑星間軌道に探査機を投入することに成功した「漢」なロケットです。
スマートな細身の機体に補助ブースタを従えた力強くも流麗なスタイルは今も尚、多くの宇宙ファン・ロケットファンの心を惹きつけて離しません。

ロケット兄弟を見た後は、研究・管理棟に行ってみましょう。
昨日は展示の第1会場として賑わっていた研究・管理棟も、今日は数人の見学者がいるだけです。

入り口脇の壁に掲げられたモニュメントは、宇宙研の基本理念である
「工学と理学が手を取り合って、共に宇宙を研究していく」ことをシンボライズしたものです。
糸川英夫先生の時代から受け継がれてきた、この素晴らしい考え方に従って、
宇宙研は世界の宇宙科学の最先端を突っ走り続けてきたのですね、
今までも、そしてこれからも!


「はやぶさ」のおかえりなさいポスターと、地球帰還カウントダウン日めくりがそのまま残されていました。
上にいるのは「はやぶさてるてる坊主」でしょうか。


「公式飲料」に支えられた、はやぶさペーパークラフト。


はやぶさのイトカワタッチダウン時に書かれた論文で大特集が組まれて、世界の科学者の度肝を抜いたScience誌の現本。
勿論、すべて英文です。読み応えありそうです。
Broken Englishの僕は辞書を引きながらでも読む自信はありませんがw


これは初めて見たような気がします、電波天文衛星はるかの熱構造モデル。
「はるか」の特徴でありチャームポイントである大輪の大型展開アンテナが付いていないので、最初は何のモデルなのか分かりませんでした。


「はるか」の横に立つこれは、次期固体ロケットイプシロンの完成予想モデル。
嬉しいことに宇宙開発委員会で正式に開発スタートが決定されたので、間もなく実機も姿を表すことでしょう。
出来れば、打ち上げられる場所は内之浦のM台地がいいな…
そして、機体は宇宙研伝統の「ウルトラマンカラー」で赤と銀色が塗られてるといいな…


金星探査機「あかつき」のマスコット「きんせいちゃん」自らが解説してくれている、金星の地表と大気の説明用模型。
これ、実際は直径1mくらいのでっかい玉で、数年前の特別公開で研究・管理棟内の廊下を運動会の玉転がしのようにゴロゴロ転がされて運ばれていくのを目撃したことがある…(笑)

…以上、特別公開の翌日にはすっかりいつもどおりの姿になっていた相模原キャンパスの訪問記でした。
来年の夏、再びここが宇宙ファンでごった返す日に、また皆でここに来るぞ!
あと、出来れば一度は平日にここに来て、平日しか営業しない学食ハーベストで伝説の「超大盛りカレー(カレールーの補助ブースター付き)」に挑戦するぞ!!
そう誓い合ってから解散、真夏の相模原キャンパスを後に熊本への帰路に就いたのでした。


おまけ写真コーナー
相模原キャンパスでいつも実施されているらしい、子どもの見学者向けのスタンプラリーのコーナーに、宇宙研の新ゆるキャラ発見!!


「はるか」ちゃん!カワイイィーーー!!!
こ、この子はイカロス君みたいにTwitterでつぶやいたりしないんですか!?


な、なんと…!
「のぞみ」ちゃんまで!!
機体が黒じゃなくて何故か金色!!ぷーっ♪
こ、こ、この子もイカ坊みたいにTwitterでつぶやいたりしないんですかぁ!?

探せば他にも知られざるゆるキャラが隠れているのかも知れん…
やっぱり宇宙研相模原キャンパス、恐るべし!!