VERA入来局20mアンテナ
寒い寒い週末となった2011年1月15日、鹿児島まで宇宙詣でに行ってきました。
鹿児島市立科学館で鹿児島在住の宇宙クラスタ仲間まってるさんと合流して、
先ずは、これ!

全天周映像HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-(HBTTE)の最新バージョン、帰還編を観ます!
現在のところ、九州ではここ鹿児島市立科学館プラネタリウムのみでの公開なので、これは是非とも観ておきたかったのです。
先月、「はやぶさ」の地球帰還カプセルが展示されたばかりの鹿児島市立科学館での公開というのも、感慨深いものがありますね。

プラネタリウムホールの前では、「はやぶさ」関連の展示コーナーも開設されていましたよ。
さて、HBTTE帰還編ですが…
打ちのめされたような気分になりました。
最後にはもう涙すら出ないよ、あんな観せ方をされたんじゃ…
「はやぶさ」が好きな方は是非とも、プラネタリウムで御覧下さい(上映プラネタリウム情報はHBTTE公式サイトで確認下さい)。
僕は…
多分、あと何度も観たくなると思うので鹿児島市立科学館の年間パスポートを作ってしまいましたw
HBTTE帰還編の余韻にどっぷり浸ったまま、まってるさんに案内して頂いて次に向かったのはここ。


国立天文台VERA入来観測局です!
天の川銀河の3次元地図を作成するプロジェクトであるVERAの、国内に4箇所設置された観測局のひとつが鹿児島県の薩摩川内市入来町にあるのです。
鹿児島市内からクルマで約1時間程、年末の大雪が残る山道を登って行った先、ゴルフ場と牧場の中にパラボラさんがそびえていました。
VERA入来局の20mアンテナ、名づけて「いりきさん」です!

入来局の敷地内は自由に見学が出来るように解放されています。早速、いりきさんに近づいてみましょう!
お椀が斜め上空を向いていますね。今まさに観測運用中のようです!


それにしても、寒いー!
いりきさんは吹きっ晒しの高原にある上に、強い風に雪まで舞い始めました。
たまらず観測室の軒先に避難すると、「こんにちは~見学ですか?」 と建物の中で仕事をしておられた研究者の方に声を掛けられました。
「あ、こんにちは!パラボラアンテナを見に来たんです」と挨拶すると、「よかったら、中を見て行かれませんか?」と観測室内に招き入れて頂きました!
「わぁ~ありがとうございます!!」
観測室の玄関に入ると、そこには…

「おおー!このヘルメット、国立天文台のロゴ入りだ!」
「ホントだ!カッコいい!!」

「おおっ衝撃の新事実!!宇宙は禁煙なんだ!!」
「宇宙空間では酸素は貴重だからなぁ」
…いきなりこんなことで盛り上がる我々2人に、研究者さんはさぞかし困惑されただろうなぁ。
お騒がせして申し訳ありません。


こちらが観測室内。
ここでは主に、パラボラアンテナで得られた観測データの取りまとめを行っているそうです。
パラボラアンテナの運用は岩手県にあるVERA水沢局で4局を一括制御しているとのこと。
日本各地にある4つのパラボラさんが完全に同期(シンクロ)しながら8時間以上も連続で同じターゲット天体を追尾しながら観測を続けて、その後は各パラボラごとに個別の観測運用を行ったりしているそうですよ。

観測データを記録した巨大な磁気テープのカセットと、親切に案内して下さった若き研究者さん。
鹿児島大学の院生さんだそうです。今日はありがとうございました!
ちなみに、VERAの観測データはすべて磁気テープのカセットに記録されて、三鷹の国立天文台に送られてスーパーコンピュータに取り込まれ処理されているとのこと。

帰り際に玄関で見つけた、JAXAからの感謝状。
いりきさんは月周回衛星「かぐや」にも協力していたんですねぇ!
今後はASTRO-G衛星と協力してのVSOP-2計画もありますし、いりきさん達VERA観測局の活躍には要注目!ですね。
…以上、
とても寒かったけれど、熱い宇宙への想いを感じることが出来た素晴らしい週末でした。
※VERA入来局観測室内と研究者の方の写真は許可を得て撮影・掲載しています
寒い寒い週末となった2011年1月15日、鹿児島まで宇宙詣でに行ってきました。
鹿児島市立科学館で鹿児島在住の宇宙クラスタ仲間まってるさんと合流して、
先ずは、これ!

全天周映像HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-(HBTTE)の最新バージョン、帰還編を観ます!
現在のところ、九州ではここ鹿児島市立科学館プラネタリウムのみでの公開なので、これは是非とも観ておきたかったのです。
先月、「はやぶさ」の地球帰還カプセルが展示されたばかりの鹿児島市立科学館での公開というのも、感慨深いものがありますね。

プラネタリウムホールの前では、「はやぶさ」関連の展示コーナーも開設されていましたよ。
さて、HBTTE帰還編ですが…
打ちのめされたような気分になりました。
最後にはもう涙すら出ないよ、あんな観せ方をされたんじゃ…
「はやぶさ」が好きな方は是非とも、プラネタリウムで御覧下さい(上映プラネタリウム情報はHBTTE公式サイトで確認下さい)。
僕は…
多分、あと何度も観たくなると思うので鹿児島市立科学館の年間パスポートを作ってしまいましたw
HBTTE帰還編の余韻にどっぷり浸ったまま、まってるさんに案内して頂いて次に向かったのはここ。


国立天文台VERA入来観測局です!
天の川銀河の3次元地図を作成するプロジェクトであるVERAの、国内に4箇所設置された観測局のひとつが鹿児島県の薩摩川内市入来町にあるのです。
鹿児島市内からクルマで約1時間程、年末の大雪が残る山道を登って行った先、ゴルフ場と牧場の中にパラボラさんがそびえていました。
VERA入来局の20mアンテナ、名づけて「いりきさん」です!

入来局の敷地内は自由に見学が出来るように解放されています。早速、いりきさんに近づいてみましょう!
お椀が斜め上空を向いていますね。今まさに観測運用中のようです!


それにしても、寒いー!
いりきさんは吹きっ晒しの高原にある上に、強い風に雪まで舞い始めました。
たまらず観測室の軒先に避難すると、「こんにちは~見学ですか?」 と建物の中で仕事をしておられた研究者の方に声を掛けられました。
「あ、こんにちは!パラボラアンテナを見に来たんです」と挨拶すると、「よかったら、中を見て行かれませんか?」と観測室内に招き入れて頂きました!
「わぁ~ありがとうございます!!」
観測室の玄関に入ると、そこには…

「おおー!このヘルメット、国立天文台のロゴ入りだ!」
「ホントだ!カッコいい!!」

「おおっ衝撃の新事実!!宇宙は禁煙なんだ!!」
「宇宙空間では酸素は貴重だからなぁ」
…いきなりこんなことで盛り上がる我々2人に、研究者さんはさぞかし困惑されただろうなぁ。
お騒がせして申し訳ありません。


こちらが観測室内。
ここでは主に、パラボラアンテナで得られた観測データの取りまとめを行っているそうです。
パラボラアンテナの運用は岩手県にあるVERA水沢局で4局を一括制御しているとのこと。
日本各地にある4つのパラボラさんが完全に同期(シンクロ)しながら8時間以上も連続で同じターゲット天体を追尾しながら観測を続けて、その後は各パラボラごとに個別の観測運用を行ったりしているそうですよ。

観測データを記録した巨大な磁気テープのカセットと、親切に案内して下さった若き研究者さん。
鹿児島大学の院生さんだそうです。今日はありがとうございました!
ちなみに、VERAの観測データはすべて磁気テープのカセットに記録されて、三鷹の国立天文台に送られてスーパーコンピュータに取り込まれ処理されているとのこと。

帰り際に玄関で見つけた、JAXAからの感謝状。
いりきさんは月周回衛星「かぐや」にも協力していたんですねぇ!
今後はASTRO-G衛星と協力してのVSOP-2計画もありますし、いりきさん達VERA観測局の活躍には要注目!ですね。
…以上、
とても寒かったけれど、熱い宇宙への想いを感じることが出来た素晴らしい週末でした。
※VERA入来局観測室内と研究者の方の写真は許可を得て撮影・掲載しています