←その16:フィレンツェ、ガリレオの聖地。ガリレオ博物館からの続き
ガリレオ博物館から少しアルノ川沿いを上流へと歩き、ヴェッキオ橋の隣のグラツィエ橋を渡って向こう岸の丘を登っていくと…
この絶景が目の前に広がります!
フィレンツェの街並みを一望するここはミケランジェロ広場。フィレンツェ随一のビュースポットとして有名な広場だそう。ちなみに、その名の通り広場の中央には大きなダビデ像が建っていますが、これはレプリカだそうです。
ダビデ像はレプリカですが、風景は本物の素晴らしいフィレンツェの夕景です。
ガリレオ・ガリレイの息遣いとルネッサンスの薫り漂う花の都が、2014年最後の夕焼けに包まれていきます…
日が落ちて、辺りが暗闇になると真冬の寒さが身に沁みます。
そろそろ、帰りましょう…
ミケランジェロ広場から路線バスでフィレンツェの下町をうねうねと走ってサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に戻り、ピサ行きのローカル列車に飛び乗ります。
昨日イタロで到着した時にイタリア鉄道トレニタリアのきっぷ購入で散々苦労したのを教訓にして、今日は朝からピサを発つ時にしっかり往復きっぷを購入済みなので、難易度の高いサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からのローカル列車への乗車も安心です(笑)
しかも、乗り込んだピサ行き近郊列車はLED照明を備えた新型車輌。車内は明るくて真新しいし座席もピカピカで快適!
デッキには液晶モニタの情報表示システムまで完備。
「おおっローカル列車なのにこれは凄い!やる時はやるなトレニタリア!!」
…でも、これを全列車でやることが出来ないのがいかにもイタリア鉄道トレニタリアなんだよね~(苦笑)
ピサの町に戻ったら、B&Bの近くに派手な看板を見つけていた大型ショッピングモールのカルフールに買い出しに出かけます。
今夜は大晦日、やっぱり年越しそばならぬ年越しパスタを作らないとね~などと言いつつカルフールに行ってみると、何と店内に煌々と灯りをつけているのに人っ子一人おらず既に閉店している模様…
「しまった、イタリアではショッピングモールは年末年始は早仕舞いするのか!?」
やむを得ず、旧市街に出かけて、昨日買い物をしたインド人夫婦の営む小さなスーパーマーケットへ。
若いインド人夫妻は我々日本人グループ客のことを憶えていて、「Discount!」と支払い会計の端数をおまけしてくれました。笑顔で「Thank You! Happy New Year!!」と手を振り、ちょっといい気分でB&Bに帰宅。
さぁ、今夜も皆で腕をふるって美味しい年越しパスタを作りますよ!
…でも、普段から「男の手抜き料理」しか作れない僕はすぐに女性チームの足手まといになって、結局「いいから座ってて、待ってて!」ということになってしまいましたが(´・ω・`)
という訳で、じゃじゃ~ん完成!本場イタリア、ピサの年越しパスタ!!
「いただきま~す」ああ、これでTVで紅白歌合戦でも見れば日本の大晦日の晩と変わらないや(笑)
そう言えば、紅白歌合戦なんてここ十数年見てないねぇ、ここんとこずっと外国をウロウロしてるうちに年が変わってたからねぇ…
まぁ実際には、イタリアと日本では8時間の時差があって日本では既に元日の朝になってるんですけどね。
年越しパスタも食べて眠くなったし、そろそろ各自の部屋に引き上げて寝ようか…おやすみなさい、明日は朝から斜塔に行くよ。良い新年を!
(P.S.…ああっしまった、せっかくだからこの時に眠くても頑張ってピサの斜塔まで行って、塔を眺めながら年越しの瞬間を迎えればよかった…と帰国後随分後悔しました(泣))
→その18:ピサの斜塔~ドゥオモ広場散歩・前編~に続く