天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

今日のSL人吉(平成27年3月28日・人吉行き)

2015-03-28 | 鉄道
今日は朝から快晴だったので、自宅近くの一面の田んぼの中を行く下り列車を狙ってみました。
田んぼがツートンカラーになっているのは、手前側に濃緑色の「藺草」が植えられているから。今の時期の熊本県八代平野ならではの田園風景です。


菜の花とSLのツーショットを見られるのも、もうあと僅かな時期でしょうね。
そろそろ桜も咲き始めていますが、この近所で線路際に桜の木がある場所ってなかなか無いんだよなぁ…

撮影場所:鹿児島本線小川―有佐間

2014-15 イタリア三都ガリレオ追っかけツアー その22:最後のミラノ散歩。二つの「最後の晩餐」

2015-03-28 | 旅行記:2014-15 イタリア

その21:ミラノ再び。夕暮れの高速列車Italo(イタロ)からの続き

2015年1月3日

今日は、我々ガリレオ追っかけツアー一行の中で一足先に早朝便で帰国するLeonaさんを見送りに、早起きして皆でマルペンサ空港へ。


ミラノにはマルペンサとリナーテの2つの空港がありますが、マルペンサ空港は主に国際線の長距離便が発着する巨大な国際ハブ空港でミラノの空の表玄関です。
ターミナルビルも大規模で、早朝から多くの旅行者が行き交い華やかな雰囲気。

そんなマルペンサ空港第1旅客ターミナルで、こんな巨大謎看板を発見!!

(;・∀・)え~っと…これがいわゆる一つのCool Japanってか!?
GUESSとしてはアジア極東にこういう謎と不思議の国ジパング が存在するって認識でOK?



朝7時半。マルペンサ空港の滑走路を真っ赤に染めて、北イタリアに冬の朝陽が昇ります。





Leonaさんの搭乗したルフトハンザ機が、ドイツへと向かって出発して行くのをターミナルビルから見送ります。
お疲れ様でした。この先、飛行機を乗り継いで日本到着までの長旅、どうぞお気をつけて!


Leonaさんが無事に帰途に就いたのを見届けてから、イタリア残留組の僕とアマフミさんは空港リムジンバスでミラノ市内へと戻ります。
今日は一日、名残のミラノ散歩です!


先ずは腹ごしらえ。
ミラノ中央駅裏の横丁にあるバールで、常連客がカウンターでエスプレッソを立ち飲みする様子を眺めながら焼きたてのパニーニを頂きます。
これぞ正統派のイタリアの朝ごはん!

朝食を済ませたら、メトロに乗ってドゥオーモへ。







続いて、ドゥオーモ広場からミラノ市内を少し歩いて…



やって来たのはサン・マウリツィオ教会

市立考古学博物の隣にある、街の中の小さな教会で建物は目立ちませんが、聖堂の中に入ると凄い!









小さな聖堂内の壁と天井を埋め尽くす、色鮮やかなフレスコ画の数々に圧倒されます!


小さいながらも立派なパイプオルガンも備えています。

ここは元々女子修道院だったそうで、そのせいか建物も装飾のフレスコ画も全体的に女性的でとても可愛らしい印象です。



これは“ノアの方舟” ですね!


そして、“最後の晩餐” を発見!!
ミラノといえば御存知レオナルド・ダ・ヴィンチの“最後の晩餐”が余りにも有名ですが、こんな可憐な“最後の晩餐”もあったんですね。

サン・マウリツィオ教会はつい最近フレスコ画の大規模な修復作業が終わったばかりだそうです。
ガイドブックにも載っていない小さな教会ですが、幸福感に溢れる素敵な絵画作品で満たされた素晴らしい場所でした。ボランティアで案内して下さる女性スタッフの方々もとても親切で、有名ではないけれど地元の人々に深く愛されている教会だということが伝わってきました。
ここはアマフミさんからの情報提供で訪れました。僕はサン・マウリツィオ教会のことは全く知らなかったのですが、おかげで良いものを観ることが出来ました。感謝!



サン・マウリツィオ教会を出てマジェンタ大通りをしばらく歩くと、今度は煉瓦色の立派な教会が見えてきます。


これがレオナルド・ダ・ヴィンチの“最後の晩餐”があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。

…ただし、ここの“最後の晩餐”は余りにも有名過ぎる為に(恐らく、多くの見学者が押し寄せることで作品がダメージを受けることを避けるために)見学は完全予約制で、個人旅行者が団体ツアー等に参加せず予約を確保するのは至難の業。
それでも念の為にと案内所に行ってみましたが、僕が何も言わないうちに日本語で「サイゴノバンサン、ノーチケット。リザーブオンリー!」とか言われる始末。
「あ~あ残念!でも、サン・マウリツィオ教会で綺麗な“最後の晩餐”が観られたから、まぁいいか。それに、ダ・ヴィンチの“最後の晩餐”を観るチャンスは今後もまたあるからね。またいつか観に来るさ!」


サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会から裏通りを抜けて一区画進んだ先にはレオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館があります。
今日は最後の締めにここでダ・ヴィンチと科学技術についての展示を観て過ごそうと思ったのですが、どういう訳だか家族連れが押しかけて入場待ちの大行列。暫く行列に並んで待っていたのですが、当分中には入れそうにないので諦めて、これで今日のミラノ散歩は終了!

ミラノで最後にダ・ヴィンチ関連のものを二つとも観ることが出来なかったのは残念ですが、今回の旅は元々ガリレオの追っかけツアーと銘打っているし、ダ・ヴィンチはまた次の機会に追いかけるとしましょう。

という訳で、ミラノでの旅の最後は中央駅近くの有名ピザ店で豪快にピザ・パーティー!



豪勢に、デザートも頼んじゃうよ~
パンナコッタとティラミスは僕からの奢り、今日はお疲れ様でした!!


大いに食べたら、駅前のビジネスホテルに戻って解散。
僕は明日の朝、夜明け前にリナーテ空港に向かい早朝便でイタリアを離れます。

その23:帰国、ミラノ発アムステルダム経由福岡に続く

2014-15 イタリア三都ガリレオ追っかけツアー その21:ミラノ再び。夕暮れの高速列車Italo(イタロ)

2015-03-28 | 旅行記:2014-15 イタリア

その20:再びフィレンツェ。花の聖母教会、“天国の扉”からの続き

昼下がりのフィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から高速列車Italo (イタロ)に乗ってミラノへの帰路に就きます。
Italo9926列車、サンタ・マリア・ノヴェッラ14:25発ミラノ ポルタ・ガリバルディ行き。

Italoに乗り込んで気が付いたのですが、車端部のデッキに自販機が設置されたスナックコーナーがありました。
Italoのライバルである国鉄トレニタリアが運行する高速列車ユーロスター・イタリア“フレッチャロッサ”には本格的な食堂車が連結されているようですが、カジュアルさが売りの民営のItaloでは食事も手軽なセルフサービス式となっているようです。



スナックコーナーには車窓を眺めながら立食が出来るカウンターバーも設置されているのですが、この通り荷物置き場と化しています(苦笑)
こういう車内の簡素な立食バー的な設備、日本でもJR九州の特急「かもめ」「ソニック」等でコモンスペースと呼ばれる同じような設備が用意されているのですが、実際はあまり利用されておらず荷物置きとなってしまっている現状までほとんど同じ。こういった残念な事情は洋の東西を問わないのだなぁ(笑)









フィレンツェを発車したItalo9926列車は、傾き始めた冬の日差しを受けながらミラノを目指します。


車内の電光表示板に「時速300キロで走行中」の表示が出ました。
Italoに使用されているフランスのアルストム社製の高速電車AGVは営業最高速度時速360キロまで対応可能だそうですが、Italoでは最高速度は300キロに抑えられているようです。


時速300キロでイタリア半島北部を駆け抜けたItalo9926列車は定刻よりやや早い午後4時頃にミラノ ポルタ・ガリバルディ駅に到着。ヨーロッパの高速列車での早着はスペインのAVEでも経験がありますが、秒単位でタイトな運行ダイヤが組まれた日本の新幹線とは事情が異なり、全体的にかなりダイヤの設定に余裕を持たせてあるようです。



Italo9926列車が滑り込んだプラットホームの向かいからは、Italoの到着を待っていたかのようにフランス・パリへと直通する国際列車のTGV Duplexが発車していきます。僕がItaloから下車してプラットホームに降りた時には既に最後尾の機関車が構内を出て行くところだったので、ItaloとTGVのツーショットを撮影できなかったのは残念!(それにしても、よく考えたらItalo早着にあわせてTGVも早発してたんじゃないのか?こんなアバウトでいいのかヨーロッパの高速列車のダイヤ…)



さて、ミラノの街に戻ってきました。
ポルタ・ガリバルディ駅からメトロ(地下鉄)2号線に乗って、再びミラノ中央駅へ。



ミラノ中央駅前広場から望む大都市ミラノのビル街に、冬の夕陽が沈んでいきます。
さぁ、今夜は旅の終りも近づいたのでフェアウェルパーティーです!ミラノの街に繰り出して、ガッレリア辺りのレストランで皆でごちそうを食べましょう。
…でも、その前に今夜の宿にチェックインしないとね。

今夜泊まるのは、ミラノ中央駅前にあるビジネスホテルHotel Canova。

今朝まで滞在していたピサのアットホームなB&Bに比べたら、やはり随分と味気ないですね…
まぁ、清潔で機能的なので良しといったところ。


でも、バスルームに立派なバスタブがあったので大喜び!
「やったー!今夜はイタリアに来て初めてゆっくりお風呂に浸かれるぞー!!」
…ちなみに、後で聞いたら同行者の皆さんの部屋はバスルームにはシャワーだけしか無く、バスタブ付きの部屋は僕だけだったようです。皆さん僕一人だけいい思いをして申し訳ない(笑)
m(_ _)m


その22:最後のミラノ散歩。二つの「最後の晩餐」に続く