←その21:ミラノ再び。夕暮れの高速列車Italo(イタロ)からの続き
2015年1月3日
今日は、我々ガリレオ追っかけツアー一行の中で一足先に早朝便で帰国するLeonaさんを見送りに、早起きして皆でマルペンサ空港へ。
ミラノにはマルペンサとリナーテの2つの空港がありますが、マルペンサ空港は主に国際線の長距離便が発着する巨大な国際ハブ空港でミラノの空の表玄関です。
ターミナルビルも大規模で、早朝から多くの旅行者が行き交い華やかな雰囲気。
そんなマルペンサ空港第1旅客ターミナルで、こんな巨大謎看板を発見!!
(;・∀・)え~っと…これがいわゆる一つのCool Japanってか!?
GUESSとしてはアジア極東にこういう
謎と不思議の国ジパング が存在するって認識でOK?
朝7時半。マルペンサ空港の滑走路を真っ赤に染めて、北イタリアに冬の朝陽が昇ります。
Leonaさんの搭乗したルフトハンザ機が、ドイツへと向かって出発して行くのをターミナルビルから見送ります。
お疲れ様でした。この先、飛行機を乗り継いで日本到着までの長旅、どうぞお気をつけて!
Leonaさんが無事に帰途に就いたのを見届けてから、イタリア残留組の僕とアマフミさんは空港リムジンバスでミラノ市内へと戻ります。
今日は一日、名残のミラノ散歩です!
先ずは腹ごしらえ。
ミラノ中央駅裏の横丁にあるバールで、常連客がカウンターでエスプレッソを立ち飲みする様子を眺めながら焼きたてのパニーニを頂きます。
これぞ正統派のイタリアの朝ごはん!
朝食を済ませたら、メトロに乗ってドゥオーモへ。
続いて、ドゥオーモ広場からミラノ市内を少し歩いて…
やって来たのは
サン・マウリツィオ教会。
市立考古学博物の隣にある、街の中の小さな教会で建物は目立ちませんが、聖堂の中に入ると凄い!
小さな聖堂内の壁と天井を埋め尽くす、色鮮やかなフレスコ画の数々に圧倒されます!
小さいながらも立派なパイプオルガンも備えています。
ここは元々女子修道院だったそうで、そのせいか建物も装飾のフレスコ画も全体的に女性的でとても可愛らしい印象です。
これは
“ノアの方舟” ですね!
そして、
“最後の晩餐” を発見!!
ミラノといえば御存知レオナルド・ダ・ヴィンチの“最後の晩餐”が余りにも有名ですが、こんな可憐な“最後の晩餐”もあったんですね。
サン・マウリツィオ教会はつい最近フレスコ画の大規模な修復作業が終わったばかりだそうです。
ガイドブックにも載っていない小さな教会ですが、幸福感に溢れる素敵な絵画作品で満たされた素晴らしい場所でした。ボランティアで案内して下さる女性スタッフの方々もとても親切で、有名ではないけれど地元の人々に深く愛されている教会だということが伝わってきました。
ここはアマフミさんからの情報提供で訪れました。僕はサン・マウリツィオ教会のことは全く知らなかったのですが、おかげで良いものを観ることが出来ました。感謝!
サン・マウリツィオ教会を出てマジェンタ大通りをしばらく歩くと、今度は煉瓦色の立派な教会が見えてきます。
これがレオナルド・ダ・ヴィンチの“最後の晩餐”があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。
…ただし、ここの“最後の晩餐”は余りにも有名過ぎる為に
(恐らく、多くの見学者が押し寄せることで作品がダメージを受けることを避けるために)見学は完全予約制で、個人旅行者が団体ツアー等に参加せず予約を確保するのは至難の業。
それでも念の為にと案内所に行ってみましたが、僕が何も言わないうちに日本語で「サイゴノバンサン、ノーチケット。リザーブオンリー!」とか言われる始末。
「あ~あ残念!でも、サン・マウリツィオ教会で綺麗な“最後の晩餐”が観られたから、まぁいいか。それに、ダ・ヴィンチの“最後の晩餐”を観るチャンスは今後もまたあるからね。またいつか観に来るさ!」
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会から裏通りを抜けて一区画進んだ先にはレオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館があります。
今日は最後の締めにここでダ・ヴィンチと科学技術についての展示を観て過ごそうと思ったのですが、どういう訳だか家族連れが押しかけて入場待ちの大行列。暫く行列に並んで待っていたのですが、当分中には入れそうにないので諦めて、これで今日のミラノ散歩は終了!
ミラノで最後にダ・ヴィンチ関連のものを二つとも観ることが出来なかったのは残念ですが、今回の旅は元々ガリレオの追っかけツアーと銘打っているし、ダ・ヴィンチはまた次の機会に追いかけるとしましょう。
という訳で、ミラノでの旅の最後は中央駅近くの有名ピザ店で豪快にピザ・パーティー!
豪勢に、デザートも頼んじゃうよ~
パンナコッタとティラミスは僕からの奢り、今日はお疲れ様でした!!
大いに食べたら、駅前のビジネスホテルに戻って解散。
僕は明日の朝、夜明け前にリナーテ空港に向かい早朝便でイタリアを離れます。
→その23:帰国、ミラノ発アムステルダム経由福岡に続く