真摯にそして真剣に、その職責の中で東電や国等に、多くの資料や議論を得て出された報告書が発表されました。
最近、立場というものをよく考えます。
基礎自治体では、議員の立場や首長、職員の立場です。
それぞれの立場の上で日常の業務を行う訳ですが、その業務を行う目的が只単に「こなす」
事に終始していないか、と言うことです。
そもそもの、原理原則に則り、目的の「市民の幸せのため」。が多くの場合欠落しているのでは無いかと思うことがよくあります。(三木市の場合です)
議論や業務を行う立場の中で、首長、議員、職員である前に一人の人としての生き様や人格の形成が必要であり、最も大切な事だと思います。
立場が変わると、手のひらを返されたような態度をとられる方がいらっしゃいます。
又、その職責の中で説明されていたことと、職責から離れた時では何か大きく乖離した意見のように感じるときがあります。
多分、これらの多くの方は「こなす」ことに徹していたんでしょうね。
「こなす」側、「こなされる」側で大きな差になり、その積み重ねが将来に響くのでは無いかと思います。
その中で、調査委員会の動画や報告書を拝見したとき、その職責に対する真剣なそして、真摯な取組もさることながら、一人の人としての取組に頭が下がり心が震えました。
東京電力福島第一原子力発電所事故原因究明の為、憲政史上初めて設置された国民の為の調査機関です。