図書館に関する議会での推移を議事録より提供します。
一部、抜粋をしています。
平成23年第309回 6月定例会-06月10日-02号
第36号議案中、10款教育費6項社会教育費13目委託料で、
図書館整備事業として建築物構造検討委託料500万円が計上されています。
これは、教育委員会の案で、歴史・美術の杜構想で、図書館を歴史博物館にし、現在の図書館を教育センターに移転するために、教育センターの構造強度について安全性を再度詳細に確認するためと提案時に説明をいただきました。
この前の3月議会での教育長の答弁では、平成7年4月に完成しており、建物の耐震基準は満たしており、設計図書などを詳細に検討した結果、2階から4階に図書を配置し、図書館として利用することは何の問題もございませんと答弁されています。また、次の答弁で教育長は、11万冊を上回る配架が可能であり、本1冊500グラムとすると、100万冊の本の設置が可能であり、低く見積もっても今の図書館に備えつけている本以上に配置できるとお答えいただいています。
そこで、お伺いいたします。
教育長は、設計図書などを詳細に検討をしたと答弁されているにもかかわらず、図書館整備事業として建築物構造検討委託料500万円を計上されていますが、その内訳をお示し願います。
◎ 教育長(松本明紀) 議員お尋ねのうち、まず建築物構造検討委託料500万円についてお答えをいたします。
教育委員会としては、3月議会でお答えしましたように、教育センターは平成7年に建築であり、新耐震基準を満たしていること及び法律上の荷重に耐えられる本を配置する予定であることから、安全であるという判断のもとに移転案を進めてきました。しかしながら、東日本大震災においては、想定外の津波により甚大な被害が発生しました。本震災の教訓から、今回念のために専門的かつ詳細に調査をするものであります。
500万円の内訳ということでございますが、先ほど専門的と言いました。これにつきましては、構造計算ができる専門的な業者に委託をするものでございまして、委託料の中には人件費とか調査費が含まれております。
◆2番(大西秀樹議員)この500万円というので、図書館を教育センターに移転するに当たっての構造計算、安全かどうかし直すということで、当初教育長は、もうかなり安全だと、詳細に調査したがもう安全だと、間違いないというふうなニュアンスで私たちに答弁していただきました。私たちも、そこまでされているのならということも考えましたが、今回子供たちの安全ということで調査していただける、それはいいことだと思います。ただ、歴史・美術の杜であるとか、図書館活性化構想検討委員会の中であるとか、教育委員会の中であるとか、今の教育センターを図書館にするというまだ結論が出ていません。出ていない段階でこの500万円を先に計上するというのはいかがなものかと私たちは思うのですが、その件に関して教育長はどのようなお考えか、少しお伺いしたいと思います。
◎ 教育長(松本明紀) 図書館を教育センターに移転するということでございますが、そのもう一方、片や教育委員長も先ほど答弁しましたように、私どもは三木の歴史、文化を後世に伝える、また、指定に際してその情報発信の施設をつくるという大きな夢がございます。そのために、現状のいろいろな施設を調査した関係で、いわゆる発信施設として一番適切なのが現図書館を歴史博物館にするという方向でございます。ということは、図書館をどこかに移転をしなきゃいけないということで、まず歴史博物館の前に図書館を移転をする必要があるので、その候補地として教育センターを第一に考えているところでございます。
以上、答弁とします。