各委員:「市の説明が二転三転し、振り回されたと厳しく批判した。
白氏(弁護士):「市はきちんとした行政解釈にのっとって運営しているのか疑問」
西田氏(弁護士):「幹部が職員倫理条例を知らないレベル。条例や規則に対する考え方が曖昧でいい加減だ」
白委員(弁護士):「きちんとした法解釈を前提に市政運営がなされているのか疑問だ」
西田委員(弁護士):「条例や規則に対する考え方がいい加減なのでは」
清水委員長(大学教授):「市の説明がコロコロ変わり、不信感と言うよりも唖然とするばかりだった」
昨年末より、理事の飲酒運転に端を発した一連の問題について、
問題について、倫理審査を行う為2年の任期で設置された倫理審査委員会ですが、
三木市の倫理観の欠如及び低レベルの市政運営から、わずか5か月で全委員(清水教授、西田弁護士、白弁護士)全てが辞任されました。
もしかして、意図的に辞任するように仕向けていったのかも知れません。
この様な不安定な市政運営が現在の三木市政であり「一事が万事」であることは言うまでもありません。
真相究明に向け取り組んでいかなければならないと考えています。
辞任会見については、役所からは何の説明も無い為に情報は新聞からの情報になりますが、6月4日付け神戸新聞及び読売新聞から抜粋して
お知らせいたします。
神戸新聞朝刊より
委員3人辞意表明
議事録非公開問題で批判
三木市は2月の倫理審で「議事録の公開・非公開は倫理審が判断する」と委員に説明。
神戸新聞の公開請求に対して部分公開したが、3月からは委員長名の非公開決定通知をだし、委員には説明しなかった。
委員長は、市職員倫理条例の規則を根拠に、市に会議招集を伝えたが、市から「会議は開けない」と言われた為、4月25日に3人だけで開催。
市長宛ての質問状を出した。
市が回答したのは期限を2週間以上過ぎた5月30日付けで、内容は「倫理審が公開・非公開を判断すると述べたのは間違いだった」
「倫理審の任務は意見書を提出した2月3日で終了しており、4月25日の会議は無効」などだったという。
白氏(弁護士):「市はきちんとした行政解釈にのっとって運営しているのか疑問」
西田氏(弁護士):「幹部が職員倫理条例を知らないレベル。条例や規則に対する考え方が曖昧でいい加減だ」
と批判した。
倫理審の事務局長を務める赤松企画管理部長は「書面は届いたが正式には受理していない」とした上で「辞任理由を聞き、受理する方向で検討したい」と説明した。
三木市職員倫理審査会と議事録をめぐる経緯
2月3日 意見書を市長宛てに提出し記者会見
2月19日 議事録を委員長名で神戸新聞社に部分公開
3月8日 三木市議に委員長名で非公開決定通知。理由も非公開
3月10日 市議からの問い合わせで非公開となった事が判明
3月25日 倫理審の会議を招集する旨を市に連絡
4月7日 委員長と企画管理部長が面談。非公開理由は聞けず「倫理審は開けない」
4月25日 3人で倫理審開催
4月26日 市長宛てに質問書を発送
5月16日 市幹部が委員長に質問書の回答案を提示
5月18日 市が不正アクセス事案の記者会見で非公開理由を公表。議事録の公開・非公開の決定は市長の権限とし、再び公開にしたと説明
5月31日 質問書に対する回答が市から届く 委員3人連盟の辞任書を市長宛てに発送
読売新聞朝刊より
三木市倫理審全員辞任へ
議事録の非公開批判
各委員は「市の説明が二転三転し、振り回されたと厳しく批判した。
昨年11月に開かれた市幹部慰労会二次会で公共工事の受注業者らと同席した問題を調査し、今年2月、利害関係者との飲食を禁じた市職員倫理条例に理事・部長級の
計6人が違反したとの意見書をまとめた。
清水委員長によると、審査会は2月3日の最終会合で議事録の公開・非公開について協議。
市側から、審査会に判断の権限があると説明を受けた上で、部分公開する事を決めた。
市は同5日、神戸新聞記者から情報公開請求された際には審査会の判断通り部分公開したが、同23日以降に請求した市議ら計7人には、一転全面非公開。
決定通知はいずれも清水委員長名で出されていた。
清水委員長は「非公開決定通知の報告を受けていない」として、4月25日、市に質問状を送付した。
薮本市長から5月30日付けで届いた回答書には「議事録の公開・非公開決定通知は市長に権限がある。委員長名で通知したのは誤った処置だった」等と書かれていたと言う。
取材に対し、市の担当者は情報公開条例の手引書に、審査会が判断するのが妥当との記述があるのを基に誤った説明をしてしまったとしている。
白委員(弁護士):「きちんとした法解釈を前提に市政運営がなされているのか疑問だ」
西田委員(弁護士):「条例や規則に対する考え方がいい加減なのでは」
と苦言を呈した。
清水委員長(大学教授):「市の説明がコロコロ変わり、不信感と言うよりも唖然とするばかりだった」
と振り返った。
赤松企画管理部長は「一方的に会見が行われたので内容は把握していない。辞任の理由を確認し、受理する方向で検討する」と話している。