総合体育館について教育委員会での議論の内容を抜粋してご紹介します。
25年6月三木市教育委員会定例会会議録
【協議事項15】(仮称)三木市立総合体育館建設基本計画(案)に ついて
○松村文化スポーツ振興課長が次のように説明した。 三木市立総合体育館の建設検討委員会からの計画案、
それと教育 委員会で検討した計画案、この2つを資料としてお配りしている。
まず、基本計画については、建設検討委員会において、平成25年 9月から平成26年9月まで、
7回にわたり体育館の基本構想、そ の機能、役割について協議していただき、提案していただいている。
これをもって内部の調整を行い、別冊で提案しているのが、教育委 員会の案となっている。
計画案の内容について、まず基本理念として、スポーツを通じて、 心身ともに健康で活力ある生活の実現、
また市民の生き生きと笑顔 あふれるまちづくりに寄与する三木市の新たなスポーツ拠点として 整備する。
この言葉については、三木市スポーツ振興ビジョンにお ける目標に基づいた整備ということで、基本理念を踏襲している。
基本方針については、5つの柱を基本方針として整備する。生涯 スポーツが楽しめる施設整備、
スポーツ大会が楽しめる施設という ことで、立地環境を生かした施設整備、環境にやさしい施設整備、
効率的な施設の整備と維持管理を方針としている。
施設の概要は、アリーナ1,575㎡とし、競技するコートの大 きさは、バスケットボールが2面、バレーボール6人制で3面、フ
ットサルでは1面がとれる大きさとなっている。
なお、観客席につ いては、600席という計画となっている。事務所等については、 既存の屋内プールに併設して建設し、
そのプールとの連絡通路を通 して事務所、エントランス、ロビーとの共用で使うことも可能にす る計画となっている。
駐車可能台数については、現在プール横にあ る舗装していない部分に駐車できる台数は850台ということになるが、
建設に伴い約200台分が減少することになる。
その200 台分の減少については、大きな大会が催されるときに不足する可能 性がある。
現在の市の職員の駐車場に260台とめることができる ため、
そこを活用して、土日、祝日や大きな大会が催されるときは、 そこを利用するという考えである。
そのほか、ランニングデッキ、 体育室、研修室、会議室などを備え、総延べ床面積については3, 986.4㎡を想定している。
本日、12月定例教育委員会でこの基本計画を協議させていただ き、
1月または2月にはこの基本計画を議案として提出させていた だき、議決をいただきたいと考えている。
その後、市議会のほうに、 この基本計画を提出させていただきたいと思っている。
計画案をもって、プロポーザルの仕様書とし、年明けにプロポー ザルコンペを進めていきたいと考えている。
基本設計は、平成27 年度に入って行っていく。
敷地の造成工事、建築工事については、 平成28年4月以降、入札等を経て着工していきたいと考えている。
(井口委員)計画案の2ページの下から3行目から上に1つの連があ るが、
「総合体育館は新たなスポーツ文化創造の拠点として」で 始まるこの文章は1文になっているが、
途中で区切った方が読み やすいのではないか。それから4ページの上から2行目、
「しか しながら、両体育館は老朽化や耐震化の課題があり、
今後の利用 が懸念される。」としているが、
それでどうするのかということ を書かないならば、この2行は不要である。
その次、5ページの 基本方針の第2連目、「そのため」から「スポーツ拠点として整 備する」という連の中で、
2行目にかぎ括弧して、「スポーツを通じて心身ともに健康である云々」とある。これは上に書いてあるから、
「三木市スポーツ振興ビジョンにおける上記の基本理念 を実現できるよう」と言ってはどうか。
内容的に重複している。
それから、6ページ以降について、(5)の一番最後、「追求し ていくことが重要である。」、
4の(1)、「導入が必要である。」 という終わり方をしている。その人の感想というか、意見のよう な気がする。
その他にも、このような意見や感想ととれるような まとめになっている箇所が散見される。
重要であるからどうする かということを書くべきだと考える。それから11ページの上の 2連目、
「この他、」とあるが、ずっと読んでいくと、下から4 行目の「このように三木市のスポーツを活性化させるためには云々」 とあり、
このことは「重要である」となっている。
重要であるた め、一番上の「その他、」の後ろへ持っていってはどうか。12 ページの【継続利用のしかけ】の上の
「重要な要素である。」と いう部分や、同じく12ページのエの一番最後の「解決すべき問題はあるが、
都市部の体育館では、採用あるいは検討中の事例も 少なくない。」とある。この部分も、
それでどうするのかという ことを書かないのであれば不要である。
13ページは一番上の最 後、「サービスを実施することが必要である。」と書いている部 分も同様である。
(里見委員長)建設検討委員会の案と、教育委員会の案が同じような形となっているが、
教育委員会の案は案として独自に作成する必 要があると考える。
また、文章のつくりをもっと精査する必要が ある。例えば2ページのⅡで、
「新しい体育館の位置づけと果た す役割」として、その次の1も「新しい体育館の位置づけと役割」 となっており、
同じ題名というのはおかしい。Ⅱについては、「体 育館の位置づけと果たす役割」という、
より大きなくくりの表題 にしておかないと、全体として何を書いているのかがわかりづら い。
それから、4ページの下から4行目、「総合体育館の実現に 向けて計画検討を行った。」という部分も、
「ふさわしい総合体 育館である。」と言い切るべきである。また「新たな拠点体育館」 と言ったり、
「新しい体育館」と言ったり、色々な言い方をして いる。
2ページで「総合体育館と言う」というふうに定義しているわけであるから
、同じ言葉を使うべきである。さらに、12ペ ージの「利用時間の拡大」の記述やその他の部分でも、
検討中の 事例が少なくないような記述となっているが、
こんな中途半端な 書き方でプロポーザルの仕様書とすることはできない。
あいまい な部分は削除すべきである。このまま仕様書として使える形にし てもらいたい。
(松村文化スポーツ振興課長)精査し、改善する。
(稲見委員)本当にプロポーザルで仕様書として出すならば、
町の特 色を生かしたものという部分を1点入れてほしいという想いはある。
三木市で多額の税金を使うわけだから、多少とんがったものでもいいから、
シンボルになるような、ランドマークにしていく という方針を明確に示してほしい。
その部分を踏まえて専門業者 に色々な案を出してもらうのが好ましいのではないか。
(井口委員)3ページの「地域の公共財」とはどういう意味か。
(松村文化スポーツ振興課長)スポーツ施設の役割だけではなく、文 化行事への対応や、
災害時の避難所の役割を果たしていくことを 想定し、公共財という表現としている。