昨日、神戸のポートアイランドにある滞在型療養施設「チャイルド・ケモ・ハウス」にお伺いして参りました。
こちらの施設は神戸市から土地の無償貸与を受け、主に寄付金等で建設、運営がされています。
内容は、闘病中の我が子と水入らずで生活できるように。
そのご家族の方々の為の施設です。
私は、チャイケモとのご縁が10数年前で、その時から、少しでも
何かお役に立つことは出来ないかと思って行動して参りました。
この度、コロナ禍で訪問も先延ばしになっていましたが、代表理事の計らいで訪問させて頂くことが出来ました。
次男の誕生日は7月31日です。先日、25回忌を済ませました。
次男は、神戸市立医療センター中央市民病院のNICUへ誕生直後から入院し、
家内は毎日長男を保育園に送り届けてからNICUに直行する日々でした。
私も、仕事を済ませた後、長男を保育園まで迎えに行き中央市民病院まで向かっていました。
その1年間は、遊び盛りの長男との遊び場は病院の待合室や次男が入っている
NICUのガラス越しの廊下でした。
それでも、家族で楽しく同じ時間を過ごしていましたが、日々の生活のメインがその繰り返しでした。
家内や4歳の長男もただただ、力也を応援する毎日でした。
明日は今日よりよくなる。その次は更によくなる。
そう思いながら毎日を過ごしました。
手術の時は、病院の駐車場に停めた車の中で仮眠をとったりもしましたが、
それも、必ず良くなるとの強い思いがあったからです。
七夕がくれば、七夕をガラス越しで行い、クリスマスが来ればツリーの飾りつけをガラス越しで行い
ながら、退院してみんなで一緒に七夕やクリスマスをしたり、花火大会に行きたいと思っていました。
普通に。
先生やスタッフの皆様は一生懸命頑張って頂きましたが、7月29日に力也は亡くなりました。
小さい身体で一生懸命に頑張りました。
その日の夜、私と家内が力也と長男を挟んで手を握り、川の字で寝ました。
それから、暫くは何もないのに力也と過ごした思い出のある中央市民病院に向かっていたのを思い出します。
共に生活でき、普通に近い環境で、
闘病中の我が子と時を過ごせるチャイケモに少しでも何か出来る事があれば。
無心でそう思っています。
7月30日、家内と再度お伺いしてきます。
写真は、代表理事の堀内正美氏と看護師さん、我々夫婦です。
力也からもらったご縁を大切にしたいと思います。
チャイケモのHP ➡ http://www.kemohouse.jp/10_soshiki_01.html
まだまだ、皆様からの支援が必要です。宜しくお願い申し上げます。