平成28年に市民が、前市長の倫理審査を求めて行った署名活動で、法定数を満たした署名をもって、
4名の市民が三木市に対して倫理審査請求を行いましたが、審査をすることなく宅配便で送り返され
ました。
市民の正当な権利に対し、理由もなしに受理せずに突き返す行為は正常ではありませんが、
公権力を持つ市長の命令一つで、役所がそのような組織になってしまうのです。
組織のトップによる権力により、正常に機能しない役所に対して市民が司法に訴えなければ
機能しなかった事が残念でなりません。
この度のように、市民の皆様が立ち上がり勝訴を勝ち取った意義や判例については、
行政法の前例になるぐらい大きなものだと思います。
4人の市民の皆様及び、その背景で応援された皆様方に敬意を表したいと思います。
尚、私も議員として同様の問題に対して、行政処分の取り消しを求めて司法に訴え、
勝訴していますが、
公権力に対する方法として、最終的にはこの様な方法しかありませんでした。
公権力を司る立場のリーダーの考え方が、市民生活に如何に影響するか考えさせられるものです。
私の過去のブログをご覧ください。 ↓ ↓ ↓ ↓
https://blog.goo.ne.jp/mituda_1965/s/勝訴
追記
この度の勝訴で、慰謝料の請求は認められますが、
裁判に係る費用や弁護士費用については原告負担となりますので
大きな負担を強いられる事になります。何か釈然としないものが残ります。
此方では、訴えを起こされた市民の名前は塗りつぶしています。ご理解下さい。