宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

人・農地プランの実質化の取り組みに係る話し合いが開催されました

2020年08月21日 19時11分19秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 令和2年8月17日に,石巻市桃生地区において,人・農地プランの実質化の取り組みに係る話し合いが開催され,11名の地域の農業者が参加しました。
 参加者は,まずはじめに,石巻市および県の担当者から,人・農地プランの概要について説明を受けました。その後,地域の白地図を見ながら,地域の課題や未来の営農の姿について意見を出し合いました。白地図の上に,課題への意見はピンクの付箋,将来の方針についての意見は黄色か水色の付箋に書いて貼り出しながら話し合うことで,課題や方針と地域がリンクし,より具体的な検討となりました。
 現在の課題として,多面的機能の保全管理事業に係る集落作業の実施が高齢化で難しくなってきていることや担い手の高齢化や後継者不足などがあげられ,将来の方針については,担い手の法人化の推進,ほ場の大区画化や排水不良の水田のほ場整備が必要であるとの要望などが出されました。
 現在の人・農地プランに今回の話し合いで出た意見が反映されることで,将来の地域営農の道しるべとなり,人と農地の問題を解決するためのより実効性のあるプランになることが期待されます。
 普及センターでは,今後も人・農地プランの実質化に向けた話し合いやその実行など,活力ある地域づくりについて,継続的に支援を行っていきます。

 <連絡先>
  宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 

       


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中山間地の水田防除にドローンを利用

2020年08月21日 09時54分37秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 近年,農業分野での普及が進むドローンですが,気仙沼普及センター管内においても徐々に利用が始まっています。
 気仙沼市本吉町の認定農業者は,今年からドローンによる水稲の斑点米カメムシ防除に取り組みました。これまでは耕作する約10ヘクタールの水田を地上防除で行っていましたが,猛暑の中での作業に危険を感じ,市内の業者にドローンでの防除作業をお願いしたそうです。朝5時から始まった作業は,農業者がドローンの移動と薬剤の補充などを手伝いながら,午前中で終了しました。
 ドローンは軽量小型で小回りが利き,機体の移動も容易なため,無人ヘリでの作業が困難な狭隘なほ場でも利用が可能です。全域が中山間地域の当管内での普及の可能性を感じました。
  
<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606

 


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