宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「みやぎ水産の日」販売会で「河北せり」等を販売しました。

2021年01月04日 11時25分17秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

令和2年12月16日,石巻合同庁舎で「みやぎ水産の日」販売会を行い,JAいしのまきと一緒に「河北せり」や「円蔵豆(えんぞうまめ)」を使用した豆腐・油揚げを販売しました。
 「河北せり」は旧河北町飯野川地区で江戸時代から栽培されており,清涼感にあふれた香りとシャキシャキした食感が高く評価されています。当日は石巻産牡蠣と合わせた鍋用など,旬を求めるお客様が数多く来所,購入いただきました。
 また,「円蔵豆」は旧桃生町の在来品種でコクと甘みが特徴です。昭和30年代の開田ブームを境に姿を消しましたが,平成30年に県農業・園芸総合研究所から保存種子を譲り受け,円蔵豆復活プロジェクトとして再び桃生で栽培が行われています。販売会では数量限定販売のため,早々に完売する人気ぶりでした。
 なお,「河北せり」は令和2年12月23日に宮城県産青果物で初めて地理的表示(GI)保護制度に登録されています。
 普及センターでは引き続き,管内の特徴ある農産物の生産振興や販売促進の取組を行っていきます。


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JA仙台利府梨部会のせん定講習会が開催されました

2021年01月04日 09時03分22秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年12月16日に利府町春日の引地龍夫氏梨畑を会場に,JA仙台利府梨部会のせん定講習会が開催され部会員28名が参加しました。
 当日は園主と普及センターが講師となり,「幸水」と「あきづき」のせん定作業と黒星病対策について実演を交えて指導しました。園主からは夏場の樹の姿をイメージし,園地全体で必要な着果量が確保できるのであれば積極的に側枝を更新すること。予備枝,長果枝,短果枝をバランス良く配置することなど安定生産のためのせん定のポイントについて説明がありました。普及センターからは農薬の付着ムラを減らすために主幹部近くの側枝間隔を広くとること,予備枝や側枝基部の芽を整理することなどせん定作業時に行う耕種的防除について説明をしました。
 参加した部会員らはベテラン農家の技術を学ぼうと積極的に質問をしていました。普及センターでは今後も栽培技術の高位平準化に向けて部会活動を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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