令和3年1月14日(木)に,栗原市花山地区ふさすぐり栽培者及び花山地区の飲食店等経営者,旅館業を対象に,ふさすぐりの新たな活用方法を検討する特産品開発検討会を開催しました。
ふさすぐりについては,これまで,援農バスツアーやフェア等を通して,消費者へPRする取組みを実施してきましたが,さらに,「花山でしか買えない」商品づくりを進め,ふさすぐりを通した地域活性化,交流人口の増加を後押ししています。
今回の研修会では,大崎市三本木の「気仙堂」鈴木健司氏を講師に,ふさすぐりまんじゅうとふさすぐりガレットを試作しました。この2品は,年齢を問わず指示される商品で,常温で日持ちし,専用の資機材等を新たに導入しなくても製造可能なものであるため,研修の題材にしたところ,参加者は,熱心に講師の話に耳を傾けていました。
ふさすぐりまんじゅうは,ふさすぐりジャムを白あんで包んで紅白にしたり,白あんにふさすぐりジャムを混ぜ込み,きれいな薄ピンク色のあんとしたりアレンジをの仕方なども学びました。
意見交換では,「白あんやアーモンドとふさすぐりの相性は良い」「日持ちが良いので安定生産できれば道の駅でも特産品として販売したい」「旅館の一部にカフェスペースを設ける計画である。そこで出したら良いかもしれない」など意見が出されました。
今後は商品化の実現へ向けて,生産者と実需者の連携強化を進めていきます。
栗原農業改良普及センター 地域農業班
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