宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米市沢田集落において鳥獣害対策の効果を確認しました

2022年11月15日 12時43分42秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 登米市津山町柳津にある沢田集落では約20年前から棚田を利用したとうもろこし栽培を行っていますが,近年,ニホンジカやカモシカ,タヌキ等による被害が深刻化していました。そこで今年度,鳥獣被害防止総合対策交付金を活用し,集落の棚田に総延長が2㎞におよぶ電気柵を設置したところ,シカによる大きな被害はなく,対策の効果を確認することができました。

 また,令和4年11月7日に作物収穫後の電気柵の管理について,普及センターによる現地指導を行いました。電気柵を全て回収することは労力的に難しいとの意見があったため,電線だけを外す省力的な方法や電線を設置した状態で通電し続ける方法を提案し,集落で検討してもらうこととしました。なお,最近では集落の近隣でイノシシの出没情報もあることから,さらに対策を強化していきたいとのことでした。今後も普及センターでは,効果的な電気柵の設置方法等,鳥獣害対策についてサポートしていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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大豆採種ほ場の審査を実施しました!

2022年11月15日 08時38分32秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

令和4年10月24~26日にかけて,大豆の採種ほ場の第二期(成熟期)ほ場審査を行いました。石巻管内では,今年度約40haで7法人が「タンレイ」,「タチナガハ」,「ミヤギシロメ」の3品種の種子生産を行っています。今回の審査では,異品種の混入や基準値以上の雑草や病害虫の被害は確認されず,全ほ場が合格となりました。今後は,収穫時に,一部のほ場で散見された青立ち株や土の巻き込みによる汚粒の発生を防止するようにと指導を行いました。今年は7月中旬に記録的な大雨があったため,採種ほ場でも,湿害の影響により,莢数や粒重が減少して減収すると予想されています。次年度の作付けに向けて,良質な種子が少しでも多く確保できることを期待しています。石巻管内での大豆の収穫は,11月中旬から下旬に始まる予定です。

 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 

    TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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