鉄(くろがね)のラインバレルとは、チャンピオンREDで連載されている漫画である。僕は今回これのTVアニメ版(2008年)をつい最近見た。通しで見たので細かい設定等は覚えていない。どうでもよい正義、ありふれた正義感、ピーターパンシンドローム、生死、強者と弱者、白と黒、多重時空、美の概念、お色気(ムチムチ・ロリータ)、コメディー、他アニメへのオマージュ等どう考えても視聴対象は子供ではなく漫画・アニメ好きな大人である。マジンガー世代は確かにこういうのを好むだろうと思う。
しかし、本当に大人になると、こういうのは余り興味がなくなるものだ。だって実生活にはアニメ以上のスリルや快楽が山ほどあって、常にそういうものに触れたり曝されていれば、アニメのたかが数十分なぞは薄っぺらな紙芝居にしか見えなくなるのだ。また、その手の作品表現ならば古くはフランス・ローマンに見られるように既知のものである。教科書には載ってない詩や小説、音楽や映画が世界にはたくさんあるのだ。知らなくとも生きていけるし、他に知らなきゃいけないこともたくさんあるのだが、大人から言わせてもらうと、アニメから本物のスリルや快楽は得られぬものである。
僕はこのアニメをスーパーロボット大戦Lで知った。思えば「ガン×ソード」や「フルメタル・パニック!」もスーパーロボット大戦で知ったものであるが、まあ、今更感ありまくりなのでこれ以上は書かないことにする。
鉄のラインバレルOP
http://www.youtube.com/watch?v=q_0C6v0eyK8
2012/2/19 14:18 大平町 LYNX