ようやく越後湯沢駅に到着し、駅前のマツキヨで酒を買ってバス乗ろうとしたら次の便まであと1時間もある。このパターンはここでは「あるある」でさて何しようかな、うん飯食おうかといったところ。駅ナカに旨い蕎麦を食わせる店があって、以前も紹介したかな。「小嶋屋」です。
◆小嶋屋について
十日町市で創業してから約70年ほどの老舗で、布海苔を混ぜ込んだぬるっとした蕎麦と奥行きある味わい深い出汁を提供するお店です。「へぎ」という木枠に一括りづつ盛られているので「へぎ蕎麦」と呼ばれます。まあ、布海苔混ぜ込めばだいたいへぎ蕎麦と呼ばれてます。
ここの店は人気があっていつでも混んでいます。通常は行列になるのですが、本日は平日の夕刻16時ですから客は僕を含めて5〜6人ほどしかいませんでした。
奥深い味わいの出汁
お品書き
いいよね、この品書き。木枠に収めてあるんですよ。こだわりですね。
きれいな細工の照明機器
◆天ぷらについて
これは旬のものを揚げてきます。歯ざわりはかりっとしていて中身はほくほくジューシーです。揚げすぎてない丁度よいタイミングで油からあげないとこうはならないんです。
普段は僕天ぷらは出汁につけちゃうんですけど、ここではあえて塩で味わうことにしてます。衣のカリカリ感と具の熱を奪ってはいけないからあえて、と。
今回きのこの天ぷらがよかった。そうきのこの季節到来なんですよ。なめこや舞茸、この地域では大きなものが穫れます。本物の自生きのこは旨いんですよ。
◆薬味について
本物の山葵
普通に長ネギの輪切りにしたものと山葵(わさび)を出してきますが、この山葵が本物なんですね。鮫の皮で丁寧におろさないと香りが出ないんですね。粉山葵なんか使ってる鮨屋がたまにありますが、あれはだめです。まあコストかかるからなんとも言えないところですがね。
◆そば湯とまとめ
蕎麦も終わりに近づくと蕎麦湯を持ってきます。蕎麦を茹でたお湯を出汁に注いでいただくんですが、これが旨い。蕎麦湯が緑色かかっているんですね。布海苔の緑ですよ、これ。
へぎ蕎麦一人前と天ぷらはいまの僕には多すぎた気はしますが、ささっと食えて店員さんのやわらかいおもてなしにほっこりして店を出ます。いやー最高だね、小嶋屋は新潟の宝だと思った次第です。
・天ぷらへぎ蕎麦(一人前) 2,000円
2024/09/29 9:02 湯沢町 Pad6
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