宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

太陽系からそう遠くない場所に地球型惑星があるかも

2013年02月15日 | 宇宙 space
NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”の観測データを解析したところ、赤色矮星というタイプの小型サイズの恒星から、ほどよく離れたところ(ハビタブルゾーン)にある地球型惑星が見つかりました。






赤色矮星の周りにある惑星
(イメージ図)




ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究チームが、“ケプラー”の観測データを元に、天の川銀河にある赤色矮星64個の周囲にある95個の惑星候補について解析したんですねー

すると、そのほとんどが地球型とは言えないサイズや、地表温度でした。

でも、数百光年かなたに、地球の2倍以下のサイズの惑星候補が3つも見つかったんですねー

質量が小さく低温の赤色矮星は、地球がある天の川銀河では最もよく見つかる種類の恒星で、天の川銀河の恒星の4つに1つ程度が赤色矮星だとされています。

今回の結果から研究チームでは、わずか13光年の距離にも地球サイズで、かつ温度がちょうどよい惑星があるかもしれないと考えています。

赤色矮星のハビタブルゾーンは、太陽系に比べると中心の恒星から近くなります。
ただ、近いために恒星のフレア(天体表面の局所的な爆発)や、重力的相互作用などの影響を受けやすく、ハビタブル(居住可能)という定義が複雑な問題になるんですねー

まぁー 生命に適した場所かどうかを詳細に知るには、もう少し太陽系の近くで赤色矮星と地球型の惑星を見つける必要がありますねー