akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

第二回活弁ワークショップ公演

2008-09-21 | 活弁
さあ、一年間の成果を披露いただく「第二回活弁ワークショップ公演~活弁人声会フェスティバル」当日!ちょっとしたハプニングはいろいろとありつつも、とても楽しく終えることができました。朝のセッティングから、本番、打ち上げまで、参加者の皆さん本当にお疲れ様でした。ご覧下さった皆さん、本当にありがとうございました。お客様を交えた打ち上げもとてもにぎやかに盛り上がりました。

毎月大阪から通ってくれている人もいます。弱視ながら成田から通い、台本を虫眼鏡で見ながら語られる方もいます。出演者は皆それぞれのオリジナリティが前面に出た素敵な語りを作ってきましたし私にしてみれば自分の一公演よりこの公演には何倍も時間がかかっておりますので、もっともっと多くの方にご覧いただかなくてはならなかったのにという思いもありますが、出演者が皆、いいパフォーマンスをし、やりきった充実感でいい顔をしていたことが何よりでした。

一つの作品を二度、三度、別の弁士の語りで聴く、という経験はそうしょっちゅうできるものではありません。最後までお付き合い下さり、楽しかったとにこにこ帰って下さったお客様たちの姿にも、また次への活力を頂きました。
本当にまるで親バカですが、全員出演の声色掛け合い説明もとてもいい出来でした。息も合い、一人では語れない立体感のある「ロイドの浮気者」でした。

私も最後に一興『弥次喜多岡崎の猫騒動』を語らせていただきました。最初、無声のまま作品を観たときは、バカバカしさに唖然とし鼻で笑ってしまったのですが、こういうものこそ活弁で観て楽しむべき作品だと改めて実感。台本を作り語ってみれば非常に愉快な作品でありました。

今回何より嬉しかったのは、参加者の皆さんが、心から活弁を楽しみ、活弁の楽しさ、このワークショップの楽しさをそれぞれ自分の言葉でお客様に語りかけてくれた事です。
私はちょっとだけ多く活弁の公演体験をさせて頂いているので、その間に気づいた事を伝えながら、各人の発見や創造、表現の開花を見守っているだけなのですが、実は私自身がここで育てられているのだということをひしひしと感じました。

10月からまた、第4回活弁ワークショップスタートです。気軽にどうぞ。
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