akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

こども芸術劇場本番!

2010-03-29 | 活弁
昨日、北区の北とぴあつつじホールで、こども文化教室の生徒たちが一年の成果を披露する『こども芸術劇場』が開催され、弁士教室の生徒たちも元気に発表することができました。

いらして下さった皆様、声援をお送り下さった皆様、そして何より、こどもたちにこうした機会を与えて下さった北区文化振興財団の皆様、本当にありがとうございました。

滝野川教室は小学5年生~高校1年生までの5人、赤羽教室は、小学5年生~高校1年生まで8人。今回は13人の出演となりました。財団の皆さんの発案ご厚意で全員袴の晴れ姿で登壇です。
リハーサル室で最終チェックをして、いざ舞台へ!写真は、着付けを終え舞台へ行く前のちょっと緊張の生徒たち。

『一寸法師ちび助物語』は、今年度からスタートした滝野川教室のメンバー、柴田紗瑛ちゃん、上地虎太朗くん、渡辺希美ちゃんの声色掛け合い説明。声優を目指している子もいますし、小学生たちは学校の文化祭でも主役を務めたというだけあって、飲み込みも早く、それぞれの個性も活きてとても上手でした。実際は初めてで緊張したらしく忘れてしまった台詞や効果音もあったものの、緊張しているようには思えない語りっぷりでした。

『のらくろ二等兵』は、赤羽教室の今年度スタート組。<教練の巻>を岩下咲來彩ちゃんと長部世理菜ちゃん。<演習の巻>を宇田川愛莉ちゃんと中村百恵ちゃん。それぞれ共同で作った台本で声色掛け合い説明です。のらくろの第五中隊の集合のラッパが、ハンバーガーチェーンのマックの「パラッパッパッパ~♪」になっていたり、とにかくアイデア満載、イキイキしてかわいいのらくろ漫画映画でした。

『豪勇ロイド』は、赤羽教室の経験者チーム。鈴木俊くん、安井武士くん、大森れみちゃん、行田奈菜ちゃん4人のリレー活弁で4分の1づつ語ってもらいました。
何度も書き直し、たくさん語っただけあって、それぞれに個性豊かな台本&表現になりました。もう3年目ともなると余裕を持って楽しんでいる感じです。

『月世界旅行』は、滝野川教室の経験者。もう4年目になる二人篠原花奈ちゃんと山形美月ちゃんが半分づつ語りました。高校生になると視点も多少大人びて、ブラックジョークも満載になります。アドリブも入って、本番はとても楽しそうでした。

とにかく、楽しい作品ばかりで、みんな堂々としていて、たくさん来て下さったお客様、こどもから大人まで、よく笑って下さっていたようです。生徒たちも晴れ着に大はしゃぎしながら、ステージを楽しんで、本当にいい経験になりました。本当に、大人も、いや先生も顔負けのいいパフォーマンスでした。

終了後は北ケーブルテレビの取材が入り、インタビューを受けたこどもたち、興奮冷めやらぬ様子で、最後は全員でカメラに向かって「活弁最高!!イェ~イ!」。

中学3年生、高校1年生の生徒たちはずいぶんと成長し、新たに入った小学生メンバーたちの面倒をよく見てくれるようになりました。教室では、学校や学年を越えて一つの作品に一緒に取り組み、様々な話をするので、新しいメンバーにとってもとても刺激的で楽しいようです。漫画や本の貸し借り、情報交換もさかんに行われ、仲良くなっていく姿にほほえましさを感じながら、今年度も一年間、講師を務めさせていただきました。

集中力がつき成績が上がった子、想像力豊かになりモノを書く&描くのが好きになった子、声が小さいから…と入ってきて3年目に応援団長になった子、以前不登校だったと思えないほど積極的に周りの面倒を見てリーダーシップを発揮している子。アイデアだけでなく調整能力を発揮してくれる子。親への対応にも感謝がでてきた子。
こどもたちの成長を、学校の担任でもないのに、小学校~高校と年齢を越えて見続けられるのは本当に嬉しいことです。

また4月から二教室、新たな作品に挑戦となり新スタートです。
もう少し人数が増えることになり、だんだん大所帯になってきました。
こどもたちの才能は豊かです。ここから未来の弁士さんが誕生するかもしれません。楽しく、切磋琢磨する場であるよう、私も心して務めていきたいと思います。
コメント (2)
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