akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

「歌とシネマとおしゃべりと」パギやんLIVE

2013-04-15 | 映画・芸術・エンターテインメント
「浪花の歌う巨人」と呼ばれているミュージシャン、パギやんこと趙博(ちょうばく)さんのトーク&ライブに行って来ました。

彼はマルセ太郎さんの芸を受け継ぎ、『歌うキネマ』(一本の映画をまるごと「語りと歌」で再現する)、『声体文藝館』(文学・歌謡・語り芸…等様々なジャンルの素材を取り入れ、ピアノの生演奏に合わせて演じる一人芝居)をやっています。

マルセ太郎さんの語りを聞き、「これは反則芸だ!」と思いつつ、あまりの面白さに自分もやり始めてしまったとか。

私もマルセ太郎さんの『泥の川』は、ずいぶん前にVHSを購入して観ました。
(パギやんの気持ちわかります…)


LIVE会場は新宿御苑から徒歩3分、活弁ワークショップにも参加している俳優福原圭一さんのお店「ふく」というレストランバーです。

今は、息子さんが跡を継いでおります。
「ふく」では、福原さんの奥様と息子さんの愛情たっぷりのお料理と美味しいお酒が堪能できるので、イベント事があると時々伺っています。

もともとは演劇プロデューサーの木山潔さんに連れてきていただいたお店。
落語や朗読劇も、何度か拝見しました。
(コント赤信号の小宮孝泰さんの落語や、昔東京キネマ倶楽部で一緒に活弁をやっていた三遊亭亜郎さんのミュージカル落語…も、この店で聞いちゃいました)


趙博(ちょうばく)さんの今日のライブでは、明日から4日間の横浜大倉山記念館公演での公演演目の中から、
『青春の門』『砂の器』『飢餓海峡』の一部を披露。


活弁に通じる芸ですし、映画のワンシーンが蘇ってきてこれも面白かったですが、
社会派シンガーとしての彼の歌は凄いです。

生い立ち、問題意識、言葉のセンス、勇気があって、
彼だから歌える歌は、辛辣な皮肉と笑い、愛情のこもった力強いものです。

メッセージソングを歌いあげる迫力やトーク、心に響きました。

終了後、パギやんと一枚パチリ。
活弁にもとても興味を持っていらっしゃいました。


福原さんも出演する『百年風の仲間たち』の舞台は、7月の東京再演が決まったとか。
昨年感動したお芝居です。また観に行きたいと思います。


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