3月8日のシネマート新宿での「活弁!シネマートライブ『出来ごころ』」、たくさんの皆様にいらしていただき、感謝申し上げます。
主人公喜八さんは、単純、軽率、愚鈍といっていい金銭感覚、でも正直で一生懸命で情にもろくて、すごく人間臭い。その周りの人間たちも、情に厚い人ばかり。小津監督のそうした人々への愛情が注がれていて、下町の人情にほろりとさせられます。
前日ぎっくり腰になった永田雅代さん、二回の公演、ほんとにお疲れ様でした。
せっかく多くの方が涙していたのに、終わった後いっぱいしゃべってしまってすみません…。
でも、映画館って、本当に鑑賞しやすい空間ですよね!
今回は、無声映画完成期昭和8年のキネマ旬報ベスト1の作品上演でしたが、次回4月29日(祝)は、同じ年のキネマ旬報ベスト2『瀧の白糸』をお送りすることになりました!
溝口健二監督の、無声映画時代の傑作です。
15:30~と、17:30~の二回になります。
大好きな作品です。次回は後説であまりしゃべらず、それぞれに感動をお持ち帰りいただきたいと思います…。
お待ちしております☆