akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

11月9日倉敷市玉島活弁シネマライブ

2010-11-09 | 活弁
岡山県倉敷市児島の夫婦活弁「むっちゃんかっちゃん」の情熱と、NPOきびの国倉敷市玉島観光協会の皆さんのはからいで、今年は、倉敷市玉島地区でも活弁公演をさせていただくことができました。

倉敷市って、広いんですね~。
児島から、電車を乗り継いで、なぜか岡山駅や倉敷駅を経由して玉島(新倉敷)へ。
もともとは、児島市、倉敷市、玉島市だったのが合併して今の倉敷市になったということで、それぞれに歴史や気質があります。

この玉島は、岡山出身の目玉のまっちゃんこと尾上松之助が、牧野省三に見出された土地です。玉島の芝居小屋で演じていた松之助は、そこから映画の世界へ、日本最初の映画スターへと駆けあがっていくわけです。

駅へ着くなり、玉島にお住まいだという岡山映画祭の方とばったりお会いし、夜の公演にはその方もいらして下さいました。
会場はホテルセントイン倉敷の大宴会場。大きなスクリーン、会場には、地元のコレクターの集めた映画のポスターがびっしり貼ってあり、雰囲気を作って下さっていました。「上映作品に合わせて」ということで、昭和の、女性が主人公の艶っぽい作品ばかりがずらり…。欣也役岡田時彦さんの娘、岡田茉莉子さんの若く艶やかな姿も。

野原直子さんと共演の『瀧の白糸』も、二晩目になるとさらに息が合い、進化形に。

この日も、たまたまお琴の師範だという全盲の方がいらして下さり、「とても楽しかった。感動でした」とご挨拶下さいました。私のほうこそ、感動でした。

玉島でも多くの方にご覧いただくことができ、嬉しく思います。
こうした活動が、町の歴史や文化を見直し、人の心をつなぎ、町興し、人興しにつながっていくことを願います。
今年は『瀧の白糸』という演目のため、児島も玉島も大人が中心でしたが、小さな子どもたちも一緒に楽しんでもらえる演目で「活弁」を体験いただきたいです。
本当にありがとうございました。
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