akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

バリアフリーさが映画祭2013

2013-11-09 | バリアフリー映画、福祉
佐賀県佐賀市での、第4回となるバリアフリーさが映画祭2013へ出演させて頂きました。
 
今年は日曜日に障害者の音楽やダンスのステージ「アートフェスタ」があり、映画祭は8、9日の二日間で6本という形でした。
 
初日8日のシンポジウム、出演予定ではなかったのですが、急に私もシンポジスト参加することになり、私が感じている現在のバリアフリー上映の課題等を少しお話させていただききました。
プロデューサーである山上さんからもお話ありましたが、制作会社や映画館側は、ビジネスとして可能性がなければ積極的にバリアフリー化を進めようとはしません。
制作が始まってしまってからバリアフリー化の費用を捻出するのは難しく、かといって最初から予算に組み込むのも、その分も利益が見込めなければ製作委員会は計上しないのは、当然のこと。
日本語字幕・音声ガイド付き上映が障害者のためだけのものでなく、面白いと思う観客が増えていくことが必要だと感じます。
(そのためには、クオリティも上げなくてはなりませんし、地道な普及活動も継続しなくてはなりません)
 
情報保障という意味からは、映画・放送におけるバリアフリー化は政府にも推進いただくべきもので、議員連盟ができたことによって促進されることを願います。
 
9日は、まず午前中に『ジャングル大帝』をライブで語らせていただきました。
視覚障の方もいらっしゃいましたが、知的障害者施設からまとまって鑑賞にいらしており、集中してご覧になっていたのが印象的でした。
 
『絵の中のぼくの村 』と『んで、全部、海さ流した』上映後、もう一本『のぼうの城』のライブ音声ガイド。
映画の元の音量がとても大きく(レベルに差があり)、戦いのシーンなどは多少ガイドも聞きにくかったのではと思いますが、最後までお聞きくださりありがとうございました
35ミリ上映ということで、モニターなしのライブも久しぶりでした。
 
毎年楽しみに来てくださる方もおり、定着してきていることを感じます。
バリアフリーさが映画祭2013実行委員会の皆様、佐賀県の皆様、今年もありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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