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上がり続ける原油相場

2008-05-28 21:27:39 | インポート
http://money.jp.msn.com/investor/mktsum/columns/columnarticle.aspx?ac=fp2008052200&cc=04&nt=04
グローバル債券ファンドマネージャー 鈴木 英寿
提供:株式会社FP総研

上がり続ける原油相場
 世界の金融市場は「小康状態」が続いています。3月のベア・スターンズ救済以来、株式市場は回復、金利は世界的に上昇、米ドル相場も回復という流れが続いてきましたが、5月に入ってからは比較的安定的な動きとなっています。金融市場は「次の展開がどうなるのか固唾を呑んで見守っている」という感じがします。
 しかしながらその中で原油価格は高騰が続いています。NY原油相場(WTI)は4月末時点では110ドルそこそこでしたが、最近では130ドルまであと一歩というところまで上昇しています。
原油はなぜここまで上がっているのか?
 なぜここまで原油価格は上がっているのでしょうか?さすがにここまで上がってくると、金融市場参加者の大半は既に「謎」というしかないと見ています。説明しようと思えば、中国、インドという大国の石油消費が爆発的に増えており、今後も継続的に増えることが予想されるという「需要増加要因」、原油を採掘する設備がすぐには増やせないという「供給制約要因」、世界の資金が行き場を失い原油市場に流れ続けていると言う「投機的要因」等に分解することができます。もしかすると「世界の原油が枯渇しようとしているかもしれないという『憶測があるため』かもしれません。どの要因がどれだけ効いているのかは皆目見当がつきません。
 現実に原油価格がここまで上がっても、世界経済全体としては物凄く悪いような状況にはなっていませんので、現在の価格でも正当化できるのかもしれません。原油や鉱物資源などの商品価格は株式や債券や不動産と違って、それを持っているだけでは収益を生み出しませんので、その価格が適正かどうかを図る指針がありません。従って現在の価格が適正なのかあるいは高すぎるのか、はたまたまだ安いのか、誰もわからないのというのが実情です。
このまま原油価格が上がり続けるとどうなる?
 仮に現在の値段が正当化されるとしても、今後も原油価格が上昇し続ければ、確実に景気にマイナスの影響を与えそうなことは容易に想像できます。数年前のように世界の景気がどんどんこれから良くなりそうな時であれば、原油の価格が上昇することは中東産油国の「オイル・マネー」を膨らませ、これが世界の様々な分野に投資することで世界経済の成長・発展に寄与するプラス面がありました。しかしながら、世界の景気が既にピーク・アウトしたと思われる現在では、オイル・マネーにとって魅力的な投資先がなくなってきています。むしろ、どこの国でも原油価格上昇が「コスト増」になっていて景気を冷やす方向に働いています。
 従って、これは日本でもそうですが、世界経済は「景気は下降しているのに原油価格高騰によりインフレは進んでいく、いわゆるスタグフレーション」的な状況になってきています。今後原油価格が一段の上昇となれば、こうした状況はさらにいっそう深刻化してくるでしょう。世界経済は現在予想されている以上に悪化し、産油国や資源産出国だけが利益を得るという状況になることは確実です。
足元では加ドルや豪ドルが好調だが・・・
 さて為替市場に目を移すと、足元で加ドルや豪ドルといったいわゆる「資源国通貨」が好調です。豪ドルは金利水準が高いこともあって、ここ最近の株式市場の回復による「為替キャリー・トレードの復活」の恩恵を受けて非常に好調となっていますが、上昇のベースにあるのは商品価格が好調なことであることは疑う余地がありません。
 筆者はこのまま原油を中心とした商品価格の上昇が続けば、いわゆる資源国通貨はさらにいっそう好調になると見ています。ただ、その可能性が高いのか低いのかと問われれば、それは極めて不透明と答えざるを得ない状況だというのが実情です。また、資源国通貨は意外なほどにリスクが高い状態になっているかもしれません。以下のように、もしかすると暴落の可能性もあると考えています。
 仮に原油価格の上昇が続き、世界の景気がいっそう悪化したとします。さて、それでも原油価格は上昇し続けるのでしょうか?原油価格上昇の要因のひとつに「需要増加要因」がありますが、世界経済の悪化により需要は少なくとも現在考えられているよりは減ります。それでも原油は上がり続けるのでしょうか?
 上がり続ける可能性はあります。行き先を失ったマネーが原油や商品市場に流れ続ける構造に変化がなければ、商品価格上昇が続く可能性はあります。率直に言ってどうなるかはもう誰にも分かりません。
 確実なのは、この先「スタグフレーション」の可能性があるのであれば、株式を持っている投資家にとって商品を保有すること、あるいは資源国通貨を保有することは「リスクヘッジ」になると言うことです。株が景気減速で下がったとしても、商品や資源国通貨が上昇すれば、損失を軽減することができるからです。現在、商品価格や資源国通貨が好調なのは、ひょっとするとこうした「ヘッジ需要」によるものかもしれません。
 しかしこうしたポジションにも落とし穴があります。世界の景気が冷え、結果として商品価格も資源国通貨も下げに転じたとしたら、ポジションの全てが損失となるでしょう。現在の上昇が仮に「ヘッジ需要」に基づくものであれば、商品価格や資源国通貨は「ヘッジ外し」が活発化すれば暴落する可能性もあります。
 商品価格や資源国通貨の現在の状況は以上のように非常に不透明です。どちらに転ぶにせよ、かなり大きなリスクを実は背負っているという認識だけはしておくべきだと思います。
 

にらみ合い

2008-05-28 20:45:30 | インポート

 「後味の悪い場面で、二人の行為は大相撲の長い歴史の中でも好ましい態度ではなかった。横綱は品格をもって正々堂々と務めるべきだ」とは横審の海老沢勝二委員長の談話。朝青龍を横綱にするため、それから以後、横綱審議委員会は何回の会合を開いたであろうか。今回までの審議内容など全然反省なく、またしても理事長に進言とのこと。翌日のニュースでは理事長が注意、それぞれの横綱には5分たらずとか。北の湖理事長は、駄目押しを受けた後に朝青龍に体をぶつけて押し返した白鵬に非があるとし「「(駄目押しは)相撲の流れの中でのこと。ひじを出した白鵬の行為が悪い」などとこれまで何度となく行ってきた、行き過ぎた駄目押しを繰り返す、朝青龍をフォローしている。琴欧州には何も感じることがないのだが父親の態度が異様である、もう少し控えめ謙虚さが必要なのではなかろうか。レスリングの浜口・ボクシングの亀田・ゴルフの横峰の父親達とイメージがダブルのである。このままでは日本人の大横綱はもうでて来ないであろう、起きた事態に右往左往している北の湖理事長をはじめとする相撲協会が人材の育成・強化をしていないからである。船場・吉兆のように弁護士に伴われ解雇前に自主廃業の発表を
 バレーボールの柳本監督は大きな大会のメンバーから漏れた人材を大事にするとか、順調にメンバーに選出されることが一番よいのだが、漏れて
心・体・技術ともに成長した姿を評価するのであろう。私は北京の女子メンバーは先日の大会のままだと考えていたが、このような記事も。
大山が北京五輪出場を断念  バレーボール女子日本代表としてアテネ五輪に出場した大山加奈(23)=東レ=が26日、腰の故障が十分に回復していないため、北京五輪出場を断念する考えを明らかにした。このような考えこそ高慢心そのものであると私は思うのである。考えを改めなければ相撲の朝青龍・白鵬と同じような結果になる。健康上の問題からだと考えたいが菅山かおるさんはメンバーに選出されていないが、大山加奈みたいなコメントは出さないであろう。監督は選考するさい、いろいろ熟慮した結果のことだろうから、漏れたことには悔しい・残念だがしばらく休養して改めて以後の試合に頑張って欲しいと願う。18ぐらいで北京五輪メンバーというラッキーな選手もいるが、監督には今後のために育てるという気持ちから選考したのだと思うから、思い上がらずにこれからも謙虚さを失わずに成長してほしい。他にも北京でのプレイをみせてほしいと願う選手もいましたが、今後の大会でのプレイを楽しみにしています。