
私たちは、自分がよいことだと思えば、他の人にとってもよいことに違いないと思い込みがちです。
自分がタバコをやめれば人にも禁煙を勧め、よい健康法だと思えば他の人にも勧め、自分が趣味に熱中すれば他の人にも勧めるというように、自分の好き嫌いで、相手や周囲に接していることはないでしょうか。それがたとえよいことであっても、相手の立場や状況を考えずに、熱心に勧めたり、無理強い(じい)するようなことは自分の「思い込み」であり、「思いやり」ではありません。
たとえよいと思っていることでも、本当に相手の幸せを願う気持ちで行っているのか、自分中心の考え方で行っているのかを自分に問い直してみる心の余裕がほしいものです。

妻が珍しくショートケーキなどを買って来た時、「お父さんどっちを食べる



