逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



台風で首都圏方面との交通網が寸断され、観光に影響が出ていると言うニュースを聞き、少しは盛り上げよう/観光客の数を下支えしよう? 多分人出が少ないので、楽しめるはずだと、普段なら人混みを考えて避けるはずの上高地に紅葉を観に出かけた。

昨日だったら、ピンカーの晴天だったのだが、残念ながら、今日は標高2800m位の所に雲が掛かり、河童橋の向こうの前穂高、奥穂高岳の山頂は見えず。


この時期、上高地はまるで都会の様になるが、今日は人出も少なく、しかも日本人観光客の数は半数ほど。残り1/4はアジア系、1/4は欧州系の観光客がパラパラ。
しかし、日差しが無いのと、肝心の紅葉があまり進んでおらず、写真になる風景が少ない。



梓川左岸の遊歩道を上流に向けて遡る。途中で3000m付近まで雲が上がり、明神岳の脇に西穂高岳や独標がみえるのだが、日差しがあまりなく寒い。



淡々と数kmを徳沢まで歩くと、ようやく秋らしい紅葉と黄葉が見えてきた。



持ってきた昼食を食べた後に、徳沢園の中へ。徳沢と言えば、井上靖の「氷壁」。



梓川の河原に出て、奥又白の方向を眺める。主要登山道を外れた奥又白の池のほとりのテントで、台風の雨で3日ほど身動きが取れずにいたのは40数年前のこと。

 

本当は涸沢まで行けば、もっときれいな紅葉が見られるのかもしれないが、右脚リハビリ中の私には無理な道。徳沢からおとなしく引き返しましょう。でも今年の紅葉は少し残念。例えばこの紅葉。葉の先端だけ赤と言うより枯れていて、でも葉の根元は薄緑色。そして、他の枝の葉はまだ緑。


明神橋で梓川右岸に移り、穂高神社の奥宮にお参り、休憩後、右岸を散歩。
梓川に写る紅葉。



林の中の黄葉。



20km弱を歩ききり、河童橋にもどっても、やはり奥穂高岳は雲の中。今回は姿を拝むことはできなかった。
歩いたのはこんなコース。




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