定年後初のドサ回りは、「単独出張なので呑気に」なんて甘く考えていたら、かの地の洗礼、
強烈な下痢に襲われてしまった。一泊×万円の高級ホテルで、泊まった日もインドネシア
のスルタン一族とおsぼしき集団が泊まっているホテルなのでOKだろうと気を許したのが
まずかったのか、2時間毎にトイレ直行の毎日であった。
しかし、今回は何としても用件を完了させ、帰国するつもりであった。
なんとか面会先3社を駆け足でまわり、用件完了、最後にTV会議で東京と協議して、
夜行便で早朝成田に降り立った。
意地でも帰国して行きたかったのはこれ、The Eaglesの東京公演。
前回の2004年秋の公演も半年前に券を押さえてあったのに、一人中国に残ることになり、
前売り券をパーにしてしまった。今回はもうこれでイーグルスを見られるのは最後になるだ
ろうという予感もあり、万難を排して見たかったのだ。
自分が南カリフォルニアに住む夢を見始めたきっかけを作ってくれたバンドを、連れ合い
と一緒に無事40年後に見られ、下痢と肩痛の二重苦で体力的、気力的にはヨレヨレでは
あったが好きなドンヘンリー(とは言っても随分太ったな)を生でみられて感無量であった。
コンサートの内容、感想はまた後で。 私の個人的な感想は下記。
6日に演奏されたのは全27曲。
1. Seven bridges road
ライブアルバムに入っていた、確かEagles作ではないこの曲でスタート。
バックのインストも少なく、コーラスバンドたるイーグルスの本領発揮。
2. How long
3. I don't want to hear
4. Hotel Calfornia
四番目にこの曲が来た。
良く知られているように、メロディーの美しさで大いに売れたのだが、裏には鋭い
寓意がこめられた曲。
We haven't had that spirit here since 1969. ですから。
5. Peaceful easy feeling
30台の前半、モハーベ砂漠の端っこの発電所建設現場で事務所のドアを閉め、
満天の星以外、人明かりの無い中、車まで歩いていくと
I wana sleep with you in the desert tonight, with a billion stars all around
てこんな感じなのかと、思ったりしていた。
6. I can't tell you why
7. Witch woman
リンダ・ロンシュタットのことを歌った?曲だよね。
8. Lyin' eyes
なんか、ハリウッドを感じさせる曲だね。
9. Boys of summer
2004年コンサートも見た連れ合いに寄ると、あの時はステージバックの投射映像は無かった
らしいのだが、今回は色々な映像が投射され、この曲ではベニスビーチかサンタモニカ辺り
の昔のビーチ風景とか、P コーストハイウェイから見下ろしたマリブのビーチパーティーとか、
なつかしい風景をバックにドン・ヘンリーが歌ってくれた。
マスタングでマリブまで行き、全くできなかった秋の中間試験を忘れようと、海に沈む夕日
をぽけ~と眺めていたのを思い出させてくれる曲だ。
10. In the city
ジョー・ウォルシュの曲。NYの風景がフラッシュバックされていて、彼の青春時代を歌った
曲であることにやっと気づいた次第。
11. The long run
休憩
12. No more walks in the wood
13. Waiting in the weeds
2年前に書いたコメント から一度は脱出したつもりだが、60過ぎるとやっぱりメゲル。
14. No more cloudy days
Edenからの曲を連続
15. Love will keep us alive
この曲も好きだな、ティモシーの状態がもっと良い時聞ければ最高だったのだが。
16. Best of my love
17. Take it to the limit
これも夕暮れの歌、でも前向きな所がイーグルスっぽい。
18. Long road out of Eden
19. Walk away
20. One of these kights
21. Life's been good
この辺りは、ジョー・ウォルシュ大爆発という感じ
22. Dirty laundry
23. Funk49
24. Heartache tonight
25. Life in the fast lane
アンコールは
26. Take it easy
27. Desperado
このおなじみの初期の曲でおしまい。
ああ、でも、僕の中で一番の曲、アルバム ホテルカリフォルニアの最後を飾る
The last resort は演奏してくれなかった。それから ドン・ヘンリーの
The heart of the matter もなし。
これは聞きたかったのだが、残念。