太平洋高気圧に覆われ、天気が安定してきたのは良いのだが、下界も大分暑くなってきた。涼しい所、そうだ、乗鞍へ出かけよう。去年、電チャリでなく生足&ロードで、乗鞍ヒルクラにチャレンジしたが、あの時は死ぬ思いで、登った。今日は余裕で登れる電動アシストのグレートジャーニー改で参戦、但し、乗鞍岳登山のオプション付きとすることにした。7:15に三段滝駐車場到着。
乗鞍エコーラインでは自家用車規制があるので、自転車天国なのだが、その一方で、毎年自転車の重大事故が発生しているのは残念だ。今年も既にエコーラインで7/10に61歳の男性が死亡している。私はてっきり、スピードの出し過ぎ、カーブを曲がり切れず、コースアウトしたのかと思っていたが、ゲートの係員にその事を聞くと、このすぐ上、スキー場上部の直線で、転倒、ヘルメットを被っていたが、脳挫傷で死亡とのこと。もう少しで安全に帰着、自分の車を停めていた駐車場に着くはずが、その目前で死亡したわけだ。
多分、この辺りが事故現場。それまでの森林地帯から、スキー場に出て、三本滝駐車場が見下ろせる辺りのなんの変哲もない直線道路だ。スピードの出し過ぎはあったのだろうが、よそ見でもしたのだろうか?
現場近くで、しばし黙祷して、登坂再開。冷泉小屋へ。あれぇ、また工事をしている。去年改装工事は完了したのではなかったっけ?
どう言う訳か、今日はスピードの速いローディーが多い。私もGJ改のアシストレベル2/4で登っているのだが、倍のスピード15~20km/hで登っていくよ。位ヶ原山荘前でも抜かれてしまった。
位ヶ原山荘を出て、トラバースする斜面を登り、振り返れば、、、、この日初めての穂高連峰が姿を見せてくれた。多分あのローディー達はこのすばらしい風景も目に入っていないのだろうね。
さらに登って、南アルプス方面も見えてきたが、甲斐駒の三角錐が視認できるのみ。北岳、仙丈岳は判別できず。
写真にはうまく写らないけれど、水の豊富な場所では高山植物が咲き乱れている。
さぁ、最後の登り、ここを曲がれば、畳平まで一直線。
左から槍ヶ岳、手前に焼岳、西穂高、奥穂高、前穂高岳の山々を眺めながら登る。
登って来た道、乗鞍高原が眼下に。
日本のバス停で最高高度にあるバス停、2716mに到着。
今年は岐阜県側の乗鞍スカイラインが土砂崩れの為閉鎖中、岐阜県側へのゲートは閉じられているが、自己責任でゲートを越えて乗鞍スカイラインへ。
普段はバスや許可車両が走っているスカイラインには人っ子一人居ない。ここで事故ると、誰も通らず、発見もされない。無理をせず、槍穂高が見えなくなったこの辺りで引き返しましょう。
ただ、車の通らない道路は写真撮り放題。普段は出来ない、道路の真ん中に自転車を停めて、パチリ。
さらに動画も撮影して、
車の一台も通らない乗鞍スカイラインから VID 20230725 094514~2
充分楽しみました、さぁて、あのテッペン、乗鞍岳登頂を目指しますか?
桔梗ヶ原で、穂高を背景にリンドウを撮ったり、
コマクサを撮った後、
2716m地点にもどり、駐輪、登山靴に履き替え、リックをしょって登ったHikeの部の記事はまた明日UPの予定。
走ったのはこんなコース。下図ダブルクリックで詳細地図へ。