12月としては比較的気温が高く成るという予報を頼りに、松本平周回に出かけた。所が出だしから数メートルの北風が真正面から吹いてくる。1時間ほど漕いで、ようやく体が温まった頃、リンゴ園の十字路に数十台の軽トラが止まっているので撮影休憩とする。
風の中、リンゴ農家が集まって、屋外で何かの集会?研修会?年納め会?をやっていた。
目指す安曇野方向にも雪はなさそうだ。遠くに普段は目立たない黒姫山と飯綱山が白く見える。
向かい風に飽きて、90度方向を変え、セルフィーの為に常念岳に向かって走ってみるが、もちろん山方向には行かない。
40km位北上し、いつも軽量化と小休止をするちひろ美術館の庭にもあまり雪は無い。
脇の田には、もう大人の手で三九郎の準備がしてある。脇に掲示されている60数年前の写真解説によれば、かってはガキ大将を先頭に、子供だけで山から数mの木を伐り出し、リヤカーで運んで作ったらしい。少子化の影響で今はもうガキ大将は居なくなり、数十年前のガキ大将、70歳台の爺さん達が代わりに作っているようだ。
乳川を越え、大町に近ずくと、景色が一転、それまで無かった雪が目立ちだす。
風に立つ少女像までくれば、片道50km。雪も多くなってきたし、この辺りで引き返すことにする。
信濃松川で昼食後、風の止まったパノラマロードを飛ばす。
大王わさび農場に続く道から常念岳を望む。
橋の下を流れる万水(よろずい)川、とうとうと水が流れている。
しかし、そこから10kmほど上流に走ると、万水川に流れる水はチョロチョロ。下流で流れていた水の大部分は川の周辺で湧き出した北アルプスの水なので、万水川の水はきれいなのだ。
所がこの辺りから南風が強くなってきた。行きは北風に苦しめられ、帰りは南風と、行き返り共逆風にいじめられる。普通の自転車なら心が折れるところだが、幸いe-Bikeのグレートジャーニーで来ているので、アシストを効かせて漕ぐ、漕ぐ。
波田あたりでは、上高地、乗鞍方面から梓川を吹き降ろしてきた南西の風に苦しめられる。
明日は冬至の今日、日が短く、もう太陽は沈んでしまった。寒くなり、電池の残りは少なく、心細くなってきたころ、遠くに残照に照らされた八ヶ岳が綺麗だ。
暗くなり始めた5時近くにようやく帰宅。行き返りとも逆風で、残電池レベルは1、残電圧34.9Vと、103kmを走ったにしては電池消費が激しかった一日、走ったのはこんなコース、地図ダブルクリックで詳細地図、データーへ。