自転車のポンプを固定しているブラケットが折れてしまった。2ヶ所の接合部たったの3mmと狭い、ある種設計不良の感じ。
今から丁度5年前、右脚、右手を骨折し、松本の相沢病院で手術を行った。結構複雑な骨折だったが、幸い名医達に手術をしてもらい、さらに、その後、スポーツ整形外科で有名な病院で2ヶ月リハビリをやったおかげで、右手はほぼ完全に、右脚もサイクリングで100kmほど走った後の鈍痛を感じる程度で、日常生活には支障ない所まで回復できた。
その名医達にはおよびもつかないが、折れたしまったポンプブラケットを修理しよう。
骨折の手術と基本は同じ。折れた部分に1.5mmのドリルとピンドリルで穴を開け、そこに1.2mmのSUS410針金を入れる。
一回仮組み立てし確認後、瞬間接着剤でSUSピンと折れたブラケットをチャッチャッと固定する。焦って1分以内に組み立てようとしたら、わずか隙間ができてしまった。作業途中で瞬間接着剤が固まってしまうので、自己矛盾だが遅効性の瞬間接着剤が欲しいね。
そこで、救世主登場。最近手に入れた、紫外線硬化型樹脂で接合部分の隙間を埋め、周りを補強し、UVライトで固めていく。
半日、陽の光に曝しに完全硬化を待つ。SUSの筋金入りなので、オリジナルよりも強くなった感じ。見てくれもほとんど変わらない。まあ、あの名医達にはかなわないが、それなりの骨接ぎが出来たので〇としよう。