ここ数十年、正月のしめ縄や飾りはスーパーやHCで買ってくるものだった。
塩尻図書館で正月飾り作りの講習会があると聞いて、参加してみた。
まずは基本の牛蒡締めの作り方。
30本の藁を3等分して、その内2本をまず右ネジ方向に撚って癖をつける。
その右ネジに撚った2本を両手に取り、手のひらの中で左ネジ方向に転がすようにして、手前に来たやつを左に撒いていくと2本撚りの縄になる。
残った1/3の藁をまた右ネジにネジって、先ほどで来た縄の谷間に3本目を絡めて行けば、あら不思議、牛蒡巻きの出来上がり。
紅白のしめ飾りを稲妻状に切って、
牛蒡締めを丸く輪にした上に、扇や淡路飾りを付けて、現代風のドアに飾る正月飾りの出来上がり。
次は、徳利とかおちょこと呼ばれている飾り。最初のとっかかりが分かりづらかったが、高ボッチクラブの小学生に教えてもらって、完成。あとは整形して、下を綺麗に切れば出来上がり。
3つ目は、しゃもじ。HCで売られているのは縄に藁を挟んだだけのものだが、これはきちんと編んだもの。これも2つ作って、門松に括り付ければ良い。
買えば、数百円なのだろうけど、自分で作るのは面白い。出来損ないで形は悪いかもしれないが、八百万の神様はこの不格好な飾りをきっと喜んでくれるだろう。