今日のハイライトは世界遺産のビシェグラードの橋、メフメットパシャソコロビッチ橋を観光することと、山岳、峠越えのコースを走ることだ。
今回ビシェグラードを訪問するに当たっては、下記の本を読んだり、買ったりしてきた。
ノーベル文学賞を受賞した、アンドリッチの「ドリナの橋(The bridge on the Drina)」は、オスマントルコの時代から第二次大戦までの歴史をつづった長編文学らしい。らしいと言うのは、日本語訳を図書館で借りる元気がなく、まだ読んでないからだ。そこで、今回ベオグラードで英訳本を買った訳だ。
何時読めるかは、かなり疑問だが、まあ宿題としておこう。
一方の、「兵士はどうやってグラモフォンを修理するか」は、アンドリッチの小説に対するオマージュとして、最近ドイツで出版された小説で、12歳だった作者、セルビア人とボスニア人のハーフであるスタニシチのボスニア戦争前、戦争中、そしてドイツ亡命の事を書いた小説だ。
この小説には、日本人を描写した場面が出てくる。2人はボスニア戦争の勃発直前にビシェグラードの町に水力発電所建設で2年ほど住んでいたので、多分これは私の先輩のTさんとIさんだろう。
ボスニアの町は戦争で破壊され、住民の半数は入れ替わってしまったはずだが、世界遺産の周辺にはその面影を残すものは少ない。まあ普通の観光地だ。
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この観光の後、残雪の残るモンテネグロの山を遠くに望みながら、ドリナ川の源流、山岳地帯を走ったのだが、降雨のためサスペンド。最後の楽しいダウンヒルは味わえなかったものの楽しい一日だった。
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作りかけのグーグルマップと詳細レポート暫定版はここ。
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