経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

毎日が瀬戸際

2007-04-30 07:13:51 | 鈴木敏文
月末なので一ヶ月続いた連載も今日が最後である。
多くのことばを拾っておく。それぞれがそれぞれで考えていただければ良いと思う。

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1.やるべき価値があると思ったら中途半端にできない。
2.「消費は経済学ではなく心理学」
3.「心理学的にどのように顧客の購買意欲を刺激するのか」
4.「出店政策に心理学がどう役立つのか」
5.「(母校中央大学の理事長を引き受け)少子化時代を勝ち抜くための学校経営の改革が民間企業から参画するわ足の役割だろう。
6.過去の延長ではなく、未来から顧みて何をすべきか考え、挑戦する。
7.成功する保証はなくても七割方可能性が見えたら挑戦してみることだ。
8.運もある。
9.仕事から手を引くまであと何段上ればいいなどと計算ずくで考えたことはない。
10.1日一日を精一杯生きる。
11.当たり前のことを当たり前に、ただし徹底してやり通す。

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月刊「商業界」2006年2月号に「言われてみれば当たり前」のタイトルで数ページにわたって「イトーヨーカ堂出身の経営コンサルタント、元部下から見た鈴木敏文」という特集を書いています。
(書店にはもうありませんが数部なら手元にあります。ご希望ならプレゼントします(^_-)-☆)

さて、上記の11個(タイトルも入れれば12)から
何番のコメントを自分に置き換えますか?
コメントに書き込んで「ブログmoreディスカッション」でもして、商売繁盛に活かしましょ。

決断する!

2007-04-28 08:05:47 | 鈴木敏文
日々刻々と変化するのは、お天気ばかりでもなく経営も同じです。

雨が降りそうなら傘を持って出かけるだろうし、台風が接近していれば外出を控え強風や大雨に備えるでしょう。そこを怠ってしまえばびしょ濡れになるし大きな被害が出てしまいます。

その判断とタイミングは自分の意思決定です。
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気の短いトップを持つとスタッフは大変だが、経営は決断したらすぐに実行することだ。

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先送りすれば、解決できるわけでもありません。



最も成功した外資

2007-04-27 07:06:21 | 鈴木敏文
セブンイレブン中国展開の責任者の一人、麦倉弘氏は、IY時代に自費で「アメリカ流通視察」へ行った時に優秀店長(確か当時の船橋店)の一人として参加していた方だ。

先方はご存じないと思うがこっちは若造で、「すごい店長がいるんだなー」と名前はしっかり覚えている。アメリカ視察中も何度かお話をさせていただいた。

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・最も苦労したのは取引先の開拓だ。
→それでも困難であればあるほど乗り越える意欲を燃やした。

・接客サービスでは文化のが立ちはだかった。
→地道な努力は開店後に大きくを結んでいった。

・「牛島君分かっているな。」
「ハイわかっています。やり変えます。」
→話はそれだけだったが、その日、責任者自ら徹夜でレイアウトをすべて変えた。(手直しされた売り場は北京の人々にセブン-イレブンがどんなお店か一目でわかるような陳列に大きく変わっていた。)

・トップと社員が一言で了解する。
→企業のDNAを共有しているからで、私がダイレクトコミュニケーションを重視する理由もここにある。

(セブンイレブン)直営店50店舗、ヨーカ堂は北京6店舗、成都2店舗。

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直接,人に会って話をすることや企業のDNA=価値観を共有することはmoreのスタイルとまったく同じ。

「奇跡の出会い」を繰り返して“会って話をする”ことがどれほど価値があるかも実感できる。



消費者心理

2007-04-22 09:06:59 | 鈴木敏文
「ものが売れないのは不景気のせいだ。」
と誰もが考えた。
しかし本当はそうではなく80年代を通して進行した消費の構造的変化、売り手市場から買い手市場への変化が本格化したと思った。

(このあたりが鈴木敏文氏の真骨頂

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「お金がないから買わないのではなく、欲しいと思う商品がないから買わない。」
実際世帯の月平均可処分所得は90年代も伸び続け、一番高かったのは96,97年ごろ。

「買い手の心理が消費を左右する時代」

その大きな特徴は画一化
多様化の方が耳に心地よいが日々膨大な販売データに接して実感するのは画一化だ。

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人間は環境が厳しくなるほど、過去の経験に縛られてしまう。

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いろいろな方とお話をしていて結局、「そうですねー、でも“(なかなか)難しい”ですよねー」と言う方がいる。
でもこの“難しい”を言った時点で先に進むのをやめているのです。自分が難しいを設定した瞬間です。