上手に眠れば元気になれる・・・ オーダー枕とベッドの快眠ひろば

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冷え性の方の眠り方・・・爺の独断と偏見で

2008-12-24 21:12:09 | 大人の眠りと睡眠障害

寒くなりました。冷え症の方にとっては、辛い季節ですね。

そもそも冷え性とは何でしょう。以前あるセミナーの後で、医学部の教授に質問をしました。 「冷え性とは?」 その答えは、一言では言えない、喋るとそれだけで数日かかると言われました。いつかじっくりと聴きたいものですが、取敢えず「爺が考える冷え性の方の眠り方」を独断と偏見で申し上げます。

 

●冬眠をする動物と同じではありませんが、人も眠る為には体温を下げる必要があります。夜明けごろが最も低く、目覚める少し前から体温は上がり始めます。日中活動して体温はさらに上がります。夕方から体温が下がり始め、眠っている夜間は低くなります。快眠を得るためには昼間の溜まったエネルギー(上がった深部体温)を放出させる(深部体温を下げる)事がスムーズに行われることがポイントです。  具体的言いますと、体温(エネルギー)を手足に移動させて、効率よく熱を発散る・・・これが手足が暖かくなるということです。 

    赤ちゃんの手足を触って暖かいと、「この子もう眠たいね」とか「もうすぐ寝るよ」とお母さんが言うのはこのことなのです。大人も同じ、手足が暖かくならないと寝られないのです。熱を放出するために手足が暖かくなる。この一連の生理現象が起これば、温めるふとんは必要ありません。


●問題は、そんな体のメカニズムの働きが不十分な方です。冷え症の方は「足が冷たくて寝られない」といいますが、「足を温めたら眠れる」のではなく、実は「足が暖かくなったら結果的に眠れる」のです。


●足の温度を上げるには、血流を増やす必要があります。だが、少々のことでは足の血流量は増えません。
人の足には毛細血管の何と「10,000倍」も血流量を増やす血管(動静脈吻合AVA)があります。このAVAは、個人差がありますが、少し皮膚温を上げれば開きます。 寒い時、暖かいふとんに入って「気持良い~」と思うと、やおらAVAは開き、すると一気に血流量がふえ足が暖かくなり入眠できる訳です。


●深部体温を下げなければ、深い眠りが得られません。だから、必要以上に熱くしたり、温め続けては、いけないのです。
つまり、ふとんを十分暖かくしておいて、入床と同時に通電を止める(あるいは、加温温度を低く設定する)のが良いでしょう。

●電気毛布でも同じことです。だが、電気毛布は有害な(*1)電磁波が発生します。

●人は暑さ寒さを感じる時、次の3つの方法で体温を一定化しようとします。 ①深部と体表近くとでの血流量の変化を調節することによって、体温調節をします ②さらに暑いと発汗作用が働きます。 ③反対に、寒い時は「ブルブル」と震え、熱の産生によって体温を維持します。

●それらは自律神経の自然な働きによります。もちろん手足の血流量を増減するAVA(動静脈吻合)の開閉も自律神経の働きによります。だが、この血管非常な「はずかしがりやさん(超敏感)」なので、ほんの少しの刺激で閉じてしまうんです。てっとり早くAVAを開かせるのには、「やさしくだます」ことが、イチバンです。先ほど述べたように、ふとんの中に入った時に「あぁ・・気持ち良い」と思わせることが、騙しの基本です。

●温熱ふとんでなくても、湯たんぽでもOKです。    

もっと極論を言えば、体温の高い方に冷たい足をペタッと着ける・・・究極の省エネでもあります。クリスマスイヴも寂しい独り身さんにはできないことですが・・・

 

さあ、みなさん。赤ちゃんの時のように、手足の血流量が増るように、工夫してみてください。そして、気持よくオヤスミ下さい。

*1電磁波の有害性については学者学会にあっても定説はまだありません。でも、アメリカ(USA)やヨーロッパの国々では日本とは比べ物にならないほど厳しい基準で、電磁波から国民を守ろうとしています。日本は・・・・・・この続きは次回に。

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