フランスで見つけた「眠り」のあれこれ。・・・
貧富の差はあっても、人は古今東西誰でも「眠る」ものです。
以下、ルーブル美術館にあった像・・・なお、題名は爺が勝手に付けました。
① 眠れるビーナス
② 戦いの合い間に一休みする兵士
①ぐっすり眠れば「肌がきれいに」なることは、ギリシャローマの時代から解かっていたのでしょう。像そのものは大理石でできていますが、ふかふかのベッドが良く表現されてますね。当時実際使われていた寝具の中材は何だったんでしょう。爺の察するところ馬毛ではないかと思ってます。羊毛とも考えられますが、羊毛はフェルト化しペッたんこになってしまいます。馬や駱駝(らくだ)は形状変化が少ないと思われます。ラクダは当時のヨーロッパでも少なかったと思いますから、馬毛である確率が高いように思います。全く違っているかもしれません。
②股間から手が出ているのではなく、手を保護する鎧の一部だと思われます。自分の手と兜を枕代わりにしてますね。重い甲冑を着て戦うのですから、疲れも相当なものなんでしょうね。
夜襲があった時に即対応できるように、ヨーロッパの人々は横寝が多いといわれる。
逆に、日本人には仰向け寝の人が多いのは、平和な時代(江戸時代)が長く続いたからという説もある。真偽のほどは・・・・?
シュノンソー城にある「主(貴族)の寝室」です。
同じくシュノンソー城にある「妃の寝室」です。
どちらも、天蓋が付いてます。そして周りにカーテンが付き、休む時はぐるりと引いて寝るようです。ベッドの大きさは写真では解からないと思いますが、現在のダブルほどでしょう。決して大きくはありません。
【余談】 外人は大きい・・・と普通の日本人は思う。スポーツの世界ではやはり身体が大きい方が有利なことが多い。また、普段外人と言えば、英米の人を良く目にするからだろう。だが、一般国民で大きいのは、アングロサクソン系であって、ラテン系の国の人々は日本人と大差無いことが多い。ラテン系の国とはイタリア・フランス・オーストリアなど(他の国には行ってない)であって、アングロサクソン系とはイングランドなどだ。
だが、足の長さは、日本人はラテン系の方々と比べても短いようだ。爺は身長177㎝ではあるが、足の長さは自慢ではないが「短い!」 フランスのトイレを利用した時、その小便器の位置が高いのだ。かろうじて届いたという具合だ。また、洋風の便座に座ると足が普通に届かないのだ。つま先が漸く届くと言った具合だ。爺は日本人だから仕方ない。足の短さは今さらどうにもならない。
天蓋とカーテンは何故有るのか。単なる装飾ではない。重要な用途がある。
ヨーロッパの冬は寒い。宮殿の殆どの部屋には暖炉がある。起きている時は概ね火が点いている。だが、寝る時には火は消される。そこで、天蓋とカーテンとで寝る人にとっての小さい空間を形作り、冷えを少なくするそうだ。マット面の高さは高い。実際はベッドの横に踏み台を置いて上がるそうだ。
トイレが非常に少ない。あの広大なベルサイユ宮殿でも3か所程度で、宮殿の端であったり、殆ど外と言っても良いような所にある。その昔、性病はトイレでうつると考えられていたからだそうだ。古今東西、貴族たるもの、簡単には用が足せないようだ。
今日も朝9時からと、午後2時からと、担当者会議があった。昼前後は書類の整理をしたり、FAX機の調子が悪く送ってもらったCDから、サポートソフトを入力したりして、結局今日もまた休日は潰れた。
今日は、早めの夕食を済ませ、日本サッカーの試合は無いので、早く寝よう!また、明日も雑用で忙しくなりそうだ。