今年に入って(1月5日から)昨日迄で22件の担当者会議がありました。45日間ですから実質2日に一回です。
その間にも福祉用具の納品や回収などがあったり、車いす・セニアカーの点検などがあります。加えて実績表の作成提出、福祉用具の購入に係わる受領委任払いの書類の作成、最も肝心な国保連への請求・一部負担金の銀行引き落としの依頼書の作成など、毎日毎日介護に関する仕事の無い日はありません。極め付けは、年に一度とはいえ市の査察も数日前にありました。
こういった作業は直接収入にはなりません。悪までレンタル料が唯一の収入源です。近年特に、福祉用具のレンタル価格の競争が激しく、単価の下落が続いています。これだけ働いても、十分な利益は確保できません。況してや従業員を雇う事などできません。最低でも常時2人以上の人員配置を義務付けられていますから、一人当たり100人(件)以上のレンタルを持たなければなりません。つまり会社としては200人(件)以上の顧客(納得のいく給料を出すには250から300件)を持たなければ経営は成り立ちません。
現状80件前後の介護のお客様を世話させて戴いてこの忙しさですから、今の倍の忙しさになります。それでいて、労働時間は週40時間を超えないようにと「現場の判らない馬鹿高給官僚・金儲けや権力闘争に明け暮れている政治屋」は勝手な事を決めています。
さて、最近は要支援の方が増えています。要支援の方はゆっくりでも自分で行動できる方がほとんどです。足腰が衰えて歩行訓練を必要とする方などです。そんな方には、4点杖や歩行器・歩行車のレンタルをすることが多くなります。
そんな中、歩行訓練から見て「4点杖」には若干の問題点があります。どう言う事かと言えば、一方の手・足に体重が加わるために、腕を肩を痛める方が多いようです。痛めるまでもなくても、弱った部分をかばうようにするため「身体の中心である脊椎が歪んでしまう」のです。
そこで、リハビリの先生(理学療法士)方が最近薦めてみえるのが、両手に杖(フリーポール)を持って歩くノルディックウォークです。
①肘・膝の負担軽減 ②転倒予防 ③姿勢保持 ④全身運動
これだと、左右のバランスが取り易く、二足歩行から四足歩行になりますから、歩行も安定し身体の歪みも修正し易くなり、一石二鳥三鳥となります。
店頭でも、このストックを購入したいという方が、まだ時々ですがいらっしゃいます。この用具はレンタルではまだ認められていません。4点杖でさえ介護保険の対象から除外しようという議論が出てくるぐらいですから、レンタル対象商品にはならないでしょう。
でも歩くことは人間の基本動作です。歩きましょう。爺もエスカレータは使わずできるだけ階段を登ります。歩けなくなったら「一巻の終わり」ですぞ!ノルディックウォークをする前に、背筋を伸ばして、前をしっかり向いて歩きましょう。下を向いて歩いていると、うつ病になり易いと言う先生もいらっしゃいます。
目標「毎日一万歩!」
もちろん、ぐっすり眠れないと健康は維持できません。眠りの事、ご相談下さい。