Watakeiとローマ字表記してますが、本来は「綿桂」と漢字で表します。社名から想像されるように、出発点は「綿屋」です。戦後父が復員後「ふとん屋」としてスタートし、今日に至ります。爺は、形式的には「綿桂」の3代目・寝具店としては2代目です。
当時、大阪西川の「西川実」社長とお話しした時に、介護保険が始まるにあたって、寝具店が参入すべき分野だと言われました。寝具小売店のためにノウハウを蓄積するためアンテナショップも作られました。そんな経緯で、西川リビングの後押しもあって、介護保険制度の始まりと同時に介護事業(福祉用具のレンタルと販売)を始めました。
そんな介護保険も、2000年4月1日から施行されましたから、間もなく15年を経過しようとしています。最近はお蔭でレンタル下さる方が、スタート時の20倍以上にもなりました。介護に携わる社員も爺ひとりから、今ではパートさんを含め4人。それでも人手不足の状態です。もう一人社員を募集しようかと悩んで(?)います。
爺も65歳になり、無理も効かない体です。年金を戴ける歳です。自分の給与はほぼ「ゼロ」です。これは考えようによっては気楽な(?)国家公務員になったと思えば良いのかも・・・。年金は給与と思えばいいわけです。能力が問われることもなく、一定の金額が戴けるんです。儲けようと考えなくても良いのです。介護の仕事をボランティアと思えば・・・。
不謹慎なことを言いました。真面目な国家公務員さんやボランティアの方々に、叱られますかな?
話を元に戻します。 介護の仕事も「レンタルと販売」のみならば、十分対応できると思うのですが、最近は「住宅改修」の仕事が急増してます。難しい改修は専門の大工さんや左官さんにお願いするのですが、簡単な手すりを付けて欲しいと言われる改修工事が増えています。以前は「月に1件」有るか否か程度でしたが、最近は「週に1件程度」にまで増えています。そんな訳で「人手不足」になっています。
嬉しいことに、先週は3件工事しました。今週も1件工事しました。さらに見積もり依頼が4件きています。
モルタル塗のところ
ドアや引き戸で、下地が無い場合も
握りやすく、手(指)を挟まないように
スムーズにターンができるように
ドアを開けた時、一緒に転倒されないように。
玄関でつかまるところが無いので。
浴槽内に入る時、出る時を安全に楽に。
タイルはありますが木造の家なので、後は土壁です。
住宅改修には、本人様の体の動き(動作)によって必要な手すりが違ってきます。ひとり一人の実際の動き方を検証しながら、取り付け位置を決めていきます。と同時に、毎日のことですから、手すり等が邪魔になって、ご家族様が困るようなことではいけません。毎回ちょっぴりドキドキしながら工事してます。ですが。。。。
最後に一言。 「私は大工ではありません。眠りのコンシエルジュです。」「ふとん屋がしたい!!!」
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