mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

仕事と家事

2010年02月13日 | 家事

 仕事を辞めてから1年が経とうとしていますが、一日の時間があまりに早く過ぎてしまい、「何もしないで、時間がどんどん経過していく」ことに焦り?を覚えています。焦りではなく、もっと有意義な時間のすごし方が出来ないものかという疑問を持っているのですが・・・。

 考えてみれば、仕事をしていた時も、その仕事が「世のため、人のため」になっていたかというと、はなはだ疑問なのですから、そんなことを考える必要はあまりないのかもしれません。

 「自分の老後はいかに過ごすべきか?旅行など自分の趣味など自分だけのために時間を使って良いのか?それとも、もっと他人のためにも時間を使うべきなのか?」を模索しているのですが、あんまり深刻に考えないことだと思います。

 まぁ、誰も期待していなし、そんなことを模索しているうちに「あの世」へ逝ってしまうかもしれません。

 ところで、日本では家事といいますと「女性」が大きな役割を果たしていると思うのですが、家事にも色々あるんですね。

 昔、植木等さんが歌っていた曲(私だけが あなたの妻 丈夫で長持ち 致します テナコト言われて ソノ気になって 女房にしたのが 大まちがい 炊事せんたく まるでダメ 食べることだけ 三人前 ひとこと小言を言ったらば プイと出たきり ハイそれまでヨ フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー 泣けてくる)をご存じでしょうか?

 この曲は、青島幸男さんが作詞し、萩原哲晶さんが作曲したものです。曲名は(ハイそれまでヨ)で、括弧書の歌詞は三番です。

 なぜ、突然、この歌が出てきたかと言いますと、「女房にしたのが大まちがい」以下の歌詞に女性の役割が描かれているからです。

 小生が紅顔の美少年の頃は、この歌詞のように「炊事、洗濯」などの家事は、女性の仕事というのが常識、というと語弊があるかもしれませんが、少なくともなんの疑問も持っていませんでした。

 こんな話をしますと「何が言いたいのか」ということですが、それは、家事というのは、やってみると大変なことなんだ!ということです。

 それも肉体的にも精神的にもということです。

 例えば、炊事ですが、朝早く起きて、家族の朝ご飯を作って、家族が会社や学校へいって「やれやれ」と思ったら、もう昼食の時間が迫ってきます。そうなると、自分だけですから簡単に済ませるということになるのですが、夕食のことを考えなければなりません。

 亭主の分は、「一杯やるから、刺身がいいかな。」とか、子どもの分は「栄養を考えて○○がいいな。」とか考えて、材料を仕入れにいくことになります。でも、それが一日だけなら良いのですが、毎日なのですから大変です。

 世の奥様方に感謝するのみです。

 それにしてもハナ肇とクレージーキャッツ・植木等さんの歌は愉快ですね。思わず笑っちゃいました、全部の歌詞が知りたい?

 青島幸男さんは、作詞がうまいですね。感心してしまいます。

 ♪♪♪銭のないやつあ 俺んとこへ来い 俺もないけど心配すんな 見ろよ青い空 白い雲 そのうちなんとかなるだろう♪♪♪

 いかがですか、この歌詞は?(曲名・・・だまって俺について来い)

 今よりこの時代の方が人間の温かさが感じられて良かったなと思いませんか。    

 

 


旅の友、君の名は?

2010年02月12日 | 旅行記

 今日は随分と気取ったタイトルになりましたが、今までに行った国と旅行会社、想い出、印象などを思いつくままにお伝えします。

 まず、渡航回数ですが、21回になります。最初が中華人民共和国(1990年、平成2年)で、最近の旅行は、南イタリアとシチリア島(2008年、平成20年)を見学した旅です。

 その21回の渡航先別内訳ですが、中国への旅が5回、韓国が4回、台湾、インドネシア、マレーシア・シンガポール、ハワイ、カンボジア・ベトナムが各1回、ドイツ・スイス・フランスへの旅(ロマンチック街道など)1回、ハンガリー・チェコ・スロバキア・オーストリアへの旅(中欧ロマン紀行)1回、イタリアへの旅(イタリアの魅力、とっておき南イタリア・シチリア島)2回、フランスへの旅(パリから行く小さな旅)1回、オーストリアへの旅(オーストリア大周遊)1回、スペインへの旅(情熱の国スペイン)1回となっています。

 また、旅行社別では、JTBが12回、近畿日本ツーリストが6回、インプレストラベル(ウィッティ)、旅物語(JTB)、阪急交通が各1回となっています。

 なぜJTBと近畿日本ツーリストが多いかについては、先日お伝えしたとおり「大きい会社だから安心」という単純なイメージがあったからです。

 また、インプレストラベルにつきましては、韓国旅行に行く、ということが決まって、すぐにあたったのですが、どの旅行社も「空いていない」と断られたことから、浦和駅前のビルに入っていた同社をみつけて予約することが出来たという記憶があります。

 同社はJTBグループではないのでしょうか?

 次に、旅物語(JTB)と阪急交通ですが、旅物語(JTB)は、08年(平成20年)の8月にスペイン旅行で、阪急交通も、同じ年の12月に南イタリア・シチリア島旅行でお世話になりました。

 その意味では、最近の旅行がこの両社であるということになりますが、その理由は、やはり料金ですね。

 今日のタイトルである「旅の友、君の名は?」の答えが、ツアー内容であると考えれば、ホテルのグレードや食事内容が多少落ちるという点はありますが、他の大手の旅行社と遜色ないと思います。

 ホテルのグレードや食事内容は、これまたこのブルグで紹介したことがありますが、ヨーロッパの場合は、あまり美味しいものを期待しない方が良いと思います。

 また、ヨーロッパのホテルは、部屋が狭く、日本人が大好きな「ざんぶりこ」と浸れる湯船もなく、トイレとお風呂が一緒というのは、あまりいい気分がしません。

 でも、そこは割り切るしかないと思います。それに余りある素晴らしい歴史的街並みや文化財・芸術、自然などが見られるのですから。

 小生の悪い癖で話が飛んでしまいましたが、小生の今後の旅は、お値段が安いこの二つの会社にお願いすることが多くなりそうです。

 しかし、それでは「旅の友、君の名は?」の本当の答である「感動という人生の輝き」が体験できるのか心配な面はあります。その場合には、高級といわれる旅行社の「通常のツアーでは実施していないような旅(中世の薫りを色濃く残す街への訪問、地元の人々との交流など)」も経験してみたいものです。

 それにしても、そうした良い(面白い)企画を持っている旅行社の代金は、どうして高いのでしょうか?

  今後、訪問したいと考えている南米、英国、北欧、トルコなどで、良い企画を持っている会社のツアーに参加できないか勉強してみるつもりです。

 なんだか旅行会社の話ばかりになってしまいましたが、旅の本当の友は、「かみさん」と「カメラ」ですね。

 


我が街のうどん屋さん

2010年02月11日 | 旅行記

 昨日は、午前中はパソコンに向かってウィンドウズアップデートを処理したり、ブログを書いていましたら、お昼の時間が来てしまいました。

 世の中は、政界では埼玉の代議士で事業仕訳で有名になった枝野さんが大臣になりましたが、相変わらず小沢さんの政治資金問題がくすぶり続けているようです。

 また、17才と18才の少年により2人が殺されるという痛ましい事件が発生しました。

 動機が何だか分かりませんが、どうしてこうも人の命が軽んじられる時代になってしまったのでしょうか?

 ところで、昨日は、前から気になっていた地元のうどん屋さんにかみさんと行ってきました。

 何が気になっていたかと言いますと、亡き母が「ここはうまいんだよ!」といっていた店であり、地元のことを紹介するパンフにも面白い(うまい?)店と紹介されていたのです。

 場所は、この町独特の細長い路地のような道沿いに「ひっそり」という感じのところでした。

 肝心の味ですか?もちろん、味が大事なのですが、面白いことが沢山ありました。

 行った時間は1時を過ぎていたのですが、店の前には人が立っていました。

 もちろん、順番待ちなのです。イヤー、驚きましたね。こんな片田舎の人通りがほとんどない所に人が並んで待っているのです。

 かみさんが待っている中年の女性に「良く来るのですか?」と訪ねますと、熊谷から何回か来ているそうです。

 昨日は「シンシン」と底冷えがする寒い日でしたが、その女性の順番が来ると、車からその女性のお母さんと思しき年寄りがでてきました。寒いので順番が来るまで車の中で待っていたようですが、「熊谷からわざわざ来るのか!」と感心していたら、私達が店の中に入る順番になりました。

 どんなうどんがあるのか、メニューを探したのですが、メニューがないのです。

 メニューらしきものは、小さな立て板があるのですが、そこには4つの文字が書かれていました。

 ・普通  ・大盛り  ・特盛り?  ・超大盛り

 これはいったいどういうことか?小生は「ははー、メニューが一つしかないのか?」と思ったのですが、かみさんが店員に注文の仕方を聞いています。

 結果は、小生が考えたとおりですが、正確には4つの量の他に「暖かいか、冷たい」の注文があります。

 そのほかには、トッピングが気になるところですが、かき揚げ風の天ぷらが一個セットになっているそうです。

 したがって、これ以外の注文は出来ないようです。

 うどんは、もちろん自家製、地元産の小麦粉で、出来上がりは北関東風(細く、つるつるしこしこ)でした。

 汁は薄味で、昆布だし?でしょうか?家庭で作るものと似ています。

 このようにメニューがないことも驚きでしたが、値段がこれまたビックリものでした。

 普通250円、大盛り300円、特350円、超400円なのですから。

 どんな客が来ているのかですが、制服から察して東京電力のおばちゃん達が6~7人いましたし、そのほかの方々も会社などの勤め人という感じでした。

 「へー、面白い店だな!」と思って、店の中を眺めていたのですが、壁には浦和レッズのユニフォームがいくつか飾られていたほか、遠くて誰のものか分かりませんでしたが数多くの色紙がありました。

 そうこうしているうちに、小生が食べ終わりそうになった時に事件が起きました。

 隣りに座った男性が、わが愛妻の名前を呼ぶのです。しかも、その呼び方が「○○ちゃん」です。

 「なんだ!このおっさんは!」と思い、相手の顔を睨み付けてしまいしたが、かみさんは、うどんの味を堪能しているようで気づかないのです。

 そのうちに、かみさんも気がついて「ああ、××ちゃん」と懐かしそうに声を挙げるのです。小生は、何が何だか分からなかったのですが、後で聞くと、実家の近くの数少ない同級生だそうです。

 私達が住んでいるこの町に転勤になって、昼食はいつもこの「うどん屋」だそうですから、奇遇ですね。

 今日は、本当はこの話題ではなく、小生が旅した海外旅行の利用会社のことをレポートしようと思ったのですが、次回にお話したいと思います。  


海外旅行ツアーの選定基準

2010年02月10日 | 旅行記

 このブログで2度ほど旅行会社の評価みたいなものを書きましたら、その記事を読んでいただいている方が多いことに驚いてしまいました。

 その記事の内容は、小生が経験した海外旅行に基づいた評価なのですが、客観的なものではないと思っています。

 人間は、感情の動物ですから、自分が少しでも嫌な(不快な)気分にさせられますと、相手のことを過大に悪く評価しますし、また、「逆もまた真なり」で、素晴らしいと感じたときには、相手の全人格が素晴らしいと評価する傾向があるのではないでしょうか。

 これは、相手が人間でも、会社でも同じことだと思います。ハロー効果といわれるものだと思いますが、もっと冷静に判断すべきだと思います。

 その「もっと冷静に」の判断基準ですが、旅行会社の場合には、どういう評価というか選定項目がよいのか分かりません。

 思いつくままに申し上げれば、

① 会社としてどのような考え方で海外ツアーを企画しているのか・・・・しっかりした方針を持っている会社が良いと思います。

② ツアーが成立しない度合は?・・・確証はありませんが、大手の場合には少ないと感じています。

③ 催行が決定したツアーがキャンセルになったことは?・・・経験がありませんが、仕事との調整などで決まったことがダメになるのは非常に腹が立ちます。

④ 支店や電話での応対は?・・・・親切丁寧、笑顔などの接客態度のほか、客の迷いや質問などに対する適切なアドバイス、答えなどが選定や評価の項目になると思います。

⑤ 成田までのサービス・・・・鉄道、駐車場、ホテル(前泊の場合)などの斡旋、スーツケース宅配サービスなど

⑥ ツアーの内容・・・・これが評価の中心項目だと思うのですが、思いつくままに項目を挙げてみます。

  ・ どこへ行って何をどのように見せようとしているか。(旅行目的)

  ・ 日程に余裕があるか

  ・ 旅行代金のレベル、ホテルのグレード、食事、直行便かなど

  ・ おみやげへの立ち寄り、OPなどが多くないか

 などなどですが、小生は、最近、どこへ行って何を見るのかがとても気になります。

⑦ 添乗員への評価・・・一部の会社では、添乗員に過剰なサービスを強要しているという批判があります。

⑧ 旅行終了後の対応・・・アンケート、旅行記や集合写真の配布、同窓会などですが、アンケート以外はいずれも経験がありません。アンケートは強制されているようで「嫌な感じ」がしたこともありますし、添乗員への評価みたいなものは困ったものだと思います。でも、これを売りにしている会社もあります。また、ツアー参加者の個人情報を勝手に配っている、というような批判を見たことがあります。この中では「旅行記」は是非、手配してほしいものです。

 ということで、レポートしている本人がよく分からないのですが、肝心のツアーを利用している旅行者の目的は、何でしょうか?

 小生の場合には、日本では経験できない自然や歴史などに触れてみたいということですが、格好良くいえば「素晴らしき感動という人生の輝きをを求めて世界中を巡ってみたい」ということになりますか?

 その意味では、小生の選定基準は、ツアーの内容が「素晴らしき感動」を提供していただけるものか、という点が大きなポイントになります。 

 


プラハの春音楽祭

2010年02月09日 | 旅行記

 昨日、ユーラシア旅行社さんから3月号の「EURASIA」が送られてきました。

 この雑誌(ではなく情報誌)を小生は、いつも楽しく拝見しているのですが、今回は「地平線の彼方よりー90 地平線リビア砂漠の旅1」という見出しが大きく紙面を飾っていました。

 そして、砂漠の大きな写真が掲載されていました。いつものことながらその圧倒的な迫力に魅了されている小生ですが、今回は、この記事ではなく、16ページの「添乗員が見た異国の地」にあった「百塔の街に響くモルダウの調べ プラハの音楽祭」が気になりました。

 といいますのは、そこに書かれていた文章が懐かしく「あぁ、プラハだ!もう一度行きたいな!」と思ったからです。

 このページは、チェコ音楽の父スメタナの音楽祭がいかに素晴らしいかを書きたかったようです。

 でも、残念ながら、小生は、音楽祭を見ていませんので、何とも言えないのですが、添乗員さんの表現が素晴らしいのです。

 「やがて、待ち望んだ開演の時がやってきた。ひとたび演奏が始まると、チェコへの深い情熱がつまった2時間は、文字通りあっという間だった。目を瞑ってメロディーに身を委ねると、中欧特有のうねるような丘陵と点在する古城、広がるワイン畑にボヘミアの深い緑など、昨日までの旅で車窓に映ったチェコの自然豊かな情景がありありと浮かんでくる。丁度この時期は南部で菜の花畑が美しい季節。青空の下、黄金色の絨毯が一面に広がる光景は、忘れられない夢のようなのどかな光景だ。・・・と、割れるような拍手で夢から覚めた。私も負けじと手が痛くなるまで・・・・」

 という部分ですが、「なるほどな!」と唸ってしまいました。

 小生は、クラシックなど聴きますと居眠りしてしまうような無粋な人間で、音楽鑑賞の趣味はないのですが、「中欧特有のうねるような丘陵と点在する古城」を思い出しながら音楽を聴くというのは最高に良いですね。

 それと、後半の「中世の薫り漂うプラハ」の部分ですが、ここを読んでいましたら、世界で最も美しい街といわれるプラハのことが鮮明に思い出されたのです。

 プラハ城から始まる観光の様子は、自分が旅した時にタイムスリップしたような感じです。

 「14世紀にカルレ4世によって整えられた広大な敷地の城壁内には旧王宮、教会、修道院などが建つ。いくつかの中庭を通り抜けていくと突然、そびえ立つ聖ビート教会ががが眼前に現れた。荘厳で威圧的な典型的ゴシック教会だが、内部の印象はバラ窓とそれぞれの窓のステンドグラスに彩られがらりと明るい。その中にミュシャがデザインしたものがある。アールヌーボー画家の独特なタッチで描かれる聖書の世界が・・・城からの坂を下りていくとそこは城下町マラー・ストライナー。タイムスリップしたような・・・・ここからモルダウ川を越すと旧市街、プラハのシンボルとも言えるカルレ橋を通っていこう。橋というより大通りの様相。両側に聖人や王族など30体の像が並ぶが、一番人気は聖ヤン・ネポムツキー。頭上に・・・・旧市街に入ると石畳の細い道が続き、お店がずらっと並ぶ。お店の商品に目を取られていると、あっという間に迷い子になってしまいそうだ。旧市街の広場はプラハの歴史を彩ったあらゆる時代の建築様式が混在している。この広場で1時間おきに人々に注目されるもの、それは15世紀に作られた天文時計だ。一時間ごとに十二使徒が登場し雄鳥が鳴く仕掛けがされている。あまりに沢山の仕掛けがしてあり、どこを見ればよいのか迷ってしまうほど。知らぬうちに口をぽっかり空けてみていると、・・・」

 と長文を引用しましたが、この部分は、まさにこの通りのことを体験したからです。

 残念ながら、教会の内部はじっくりと拝見できませんでしたが、プラハ城とカルレ橋、時計台、広場などのことが次々と鮮明に思い出されるのです。

 訪れたのが冬なのに、プラハ城でその美しさに圧倒され、多くの人々が集うカルレ橋、天文時計前、広場のことなどを思いますと、「♪♪♪飛んで~プラハ」に行きたい気分です。

 今日は「プラハの春」ではなく、「プラハの美しさをユーラシア旅行社の前田さんに思い起こされた」という話でした。