心配された長野市の北京五輪の聖火リレーは終わった。
[私の理想と現実]
私の理想
私は4月12日の聖火りレーの抗議活動で
・長野で日本人が聖火をどのように迎えるかに世界のメディアの関心を持たれている。
・聖火リレーは国民がその意志を中国や世界に伝える絶好のチャンスであるのも判る。
・然し抗議活動も合法的でなくてはならないしマナー?があると思う。
・今こそ日本が中国を含む他の国に整然とした抗議活動のやり方を示すまたとない機会だ。
・米国のように暴力を恐れて、コースの変更など止めて規定のルートを走らせよう。
・一般の観衆をルートから隔離するなど止めよう。
・善意で走る聖火ランナーに無用な心配をかけないようにしよう。
・主な抗議団体が中心となり、警察や長野市とも連携をとって、外国から批判を受けないやり方を検討し、それを周知徹底をしてははどうだろうか。
・私は日本人がその抗議活動で暴力行為や批判的な言動をして、心ない中国のサッカー・フアンや、正義の味方ぶって不法行為をした反捕鯨団体と同列に置かれたくない。
・聖火リレーでの抗議もオリンピックと同様にフェア・プレイの精神で行ってはどうだろうか。
・か聖火リレーへの日本人による抗議活動が世界の模範となるように各種団体に願いたいものだ。
と言う主旨のブログを書いた。
ところが私が上記のブログを書いたあと日本在留の中国人学生が集合すると言う報道があった。
私はこれを知って日本人のチベット支援グループと中国人グループの棲み分けを提案、詰まり両グループがそれぞれ離れた場所での活動を提案すべきだと思ったが、思わぬ風邪を引いて、エントリー所でなくなった。
リレーの現実
現実は出発点の善光寺の辞退はあったが、規定の約18・7キロのコースをリレーが中断することもなく、80人のランナーが走り終えた。
私はもっとゆるやかなガードを想像していたが、聖火は、約100人の警察官に厳重にガードされて走り、その他約二千人近くの警官が動員されたそうだ。
これは他国の激しい妨害活動からみて止むを得ない処置であり、実際に6名の逮捕者が出たことから見てもその処置が残念ながら間違っていなかったようだ。
そして、全体としては大事には至らなかったたが、歓迎派と抗議派の小競り合いもあり、けが人も出たのが残念だった。
中国人グループの人達へ
私が提案しようと思っていた、両グループの棲み分けができな無かったために、両グループ間の接触からの小競り合いが起こった。
そして今朝のテレビでは、多分リレーを応援するはずの人が興奮の余りと思うが、中国の旗を掲げてリレーの列に入ろうとして警官達から制止されるのまで見た。
中国の人達の国を愛する気持ちも判るし、被害者意識のあまり団結して活動したい気持ちも判るが、その活動がネット上で(本人達にとって多分)思わぬ批判を浴びていることに対して、言いたい事もあるだろうが反省することも多いと思う。
一党独裁の国から自由が有り過ぎて国会が空転する日本の国に来て、両国の良い所、悪い所も知っている筈、中国から伝えられる情報と、日本で聞く情報の差を知っている筈の中国人学生達が、今後、日中両国、双方の利益のためにどうすればよいか考えて貰いたいと思う。
[聖火リレーの評価]
然し全体として言えば、18.7キロの長い距離と長い走ったり止まったりの時間の間に、あれだけの抗議派、歓迎派、一般の人達に囲まれた中で大過なく終わったことは評価して良いと思う。
それは一般の人達の平和裡に穏やかに終えて貰いたいと言う希望、日本人の抗議団体の人達の理性に負うことが多いと思う。
マスコミでは聖火リレーの本質まで疑問を呈している。
私はそんな難しいことも大切と思うが、これを日本が引き受けた以上、それをいかに上手くやり遂げ゛るのも日本の課題だと思う。
私は長野聖火リレーでも金メダルを期待したが、あれだけの厳重な警戒態勢と一部の逮捕者が出た事で、いくら贔屓目でもあげられないようだ。
然し完走賞は間違いなく上げても良い。
では銀メダルか銅メダルか?
それは各自の判断で違うと思うが、模範的とは言えなくても、少なくとも世界から批判を浴びることのないリレーに終わったのは間違いないようだ。
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