普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

舛添さん大丈夫?

2008-10-04 10:07:52 | 麻生内閣

[舛添さんの周辺の動き]
 近頃の舛添さんの周辺が少し可笑しくなっているようだ
・厚生年金の記録改ざん問題で社保庁の幹部は問題のあるのは、6万9000件だけと言わんばかりの発言をしたが、舛添さんは総数が100万件以上の改ざんの可能性もあると言う。
 社保庁幹部と舛添さんの立場の違いは判るが、両者のコミュニケーションはどうなっているのだろうか?
・舛添さんは麻生さんが総裁選中に後記高齢者医療制度についての改革案を提言して、マスコミから猟官運動だと叩かれた。
 私は舛添さんは麻生さんの所信表明演説の参考にと思ってやったことだと思いたいのだが、それにしては当面の上司である福田さんにも言わずに、舛添さん自身でマスコミにその改革案を発表して、後になって麻生さんがその案について釈明をするはめになった。
・週刊誌からは(その広告のタイトルを見ただけだが)「副大臣からも逃げられた舛添さん」と言われている。
 彼は副大臣さえ使いこなせないのだろうか?

[舛添さんを取り巻く問題]
 これらは明らかに舛添さん自身が考えねばならぬことだが、彼自身でどうにもならない大きな問題も抱えている。
・余りに膨大かつ深刻な問題
 消えた年金問題、年金制度の見直し、年金に関する官僚の怠業と不正、社保庁の解体、厚生労働省の体質改善、後記高齢者医療制度の見直し、高齢者や幼児に関する福利・福祉の強化、医療制度崩壊、年金・健康・介護保険の個人と政府負担の問題、派遣労働者法の改正などなど

札付きの職員も馘に出来ない現実
 年金問題解決には内情を知った膨大な人員と長い時間を要すること。
 彼らが自分のやった後始末で士気が上がらない、また自分たちがしでかして問題を自分出したがらないので問題の発覚とその対応が遅れる。

 そのほか、心配性の私が福田内閣への提言で書いたように、
・舛添さんが孤軍奮闘しているように見えるが、厚生労働省や社保庁の協力姿勢が全く見えない。
・彼は何でも自分でしたがり、目立ちたがる傾向があるようだ。
・彼の言動に対して党の内外から反感を買うことも多いようだ。
など彼を取り巻く環境は悪化する一方、彼の言動は
今でも殆ど変わっていないようだ。

[麻生さんへ]
・強力な副大臣をそれも複数付けるほか、それ以外に必要なだけの部下を問題の現場に貼り付けること。
・舛添さんが、上司としてのリーダー・シップを取れるか、或いは単なる批評家で終わるかの次第によっては、麻生さんが彼にたいする直接の指導や協力をすること。

 麻生さんは今の状態ではそれどころではないかも知れないが、厚生労働省や社保庁の問題は内閣の命運に関わる事なので、麻生さんのリーダーシップを期待したいものだ。

参照:社保庁の改革は骨抜きか

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