普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

読売新聞と渡辺恒雄さん

2009-02-21 17:11:40 | 情報、マスコミ

[最近の報道とネット上の噂話]
・また渡辺恒雄さん登場
 報道によると、
 自民党の森元首相と山崎拓元幹事長、青木幹雄前参院議員会長らが18日夜、東京都内の日本料理店で会談した。出席者によると、中川昭一財務相の辞任を受けて「麻生首相の下では選挙にはならない」など、複数の出席者が次期衆院選は厳しいとの認識を示したという。会合には、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長らも同席した。朝日新聞
より)
そうです。

・中川さんと食事をした女性読売記者の噂
 一方ネット上では中川さんと食事に同席した読売新聞社の女性記者の実名から写真まで公表され、彼女が記者会見では「面白いことになる」と言ったとか、果ては中川さんに一服盛らしたのではないかという憶測や、これが問題になって読売のホームページから彼女に関する情報が削除されているとかの報道まで流れています。

 私は読売新聞で、彼女が中川さんが食事のとき殆ど飲んでないと言ったと紹介した記事(後の同新聞広報部の話では、彼女は食事中数回にわたり席を外したので、中川さんがワインを飲んだ所は見ていないが、彼がろれつが廻らない様子では無かった発表)、また中川さんと同席した玉木財務省国際局長が予算委員会で、同行記者の所属の発表を読売だけ了解したとの発言、またその後の記者会見で食事の直前に取材に来た読売の記者を同席させたと言っていたことから見ますと、ネツト上の面白可笑しい情報は全くの噂話の様です。

・中川さんのバチカン見物の報道
 「博士の独り言」さん 
が、産経の中川さんのが食事のとき自分からワイン注文、その後のバチカン見物の報道を取り上げて、辞職して一国会議員になった人を追求することに対して、産経に抗議の文書を送ったむね書いて有りましたが、読売新聞もかなりの紙面を割いて同じような報道をして居ました。

[読売新聞へ]
・女性記者の噂を信じる人が出た原因?
 然し、自民党の会議に渡辺恒雄さんの登場、「博士の独り言」さんが憤慨されたような、死者に鞭打つような読売のバチカン見物の報道と、中川さんの席を共にした読売の美人記者を考え合わせると、真面目なブログを書いている人さえこの読売記者の噂を取り上げているように、多分デマと思われるネット上の書き込みを真実と思う人がいても仕方がありません。

 読売以外のマスコミがまた渡辺さんの登場について非難がましい報道をしますし、私も報道に大きな影響力持つ人の表舞台の登場に少し違和感がありますが、一国民として国の危機状態に敢えて登場する気持ちも判りますので一慨に非難は出来ないと思います。

・渡辺さんの登場と読売の社説や記事の内容の変化
 然し問題は読売の最大権力者の登場に伴う、読売の報道姿勢とその内容の変化の起こる可能性です。
 渡辺さんが絡んだ例の「大連立」構想の失敗の時の読売の民主党攻撃の社説や記事は、長年読売を見ていた私からみても明らかに異常でした。
 私は当然に、渡辺さんの登場と社説や記事の傾向の変化を結びつけて、大連立構想の失敗と関連の記事や社説を割引して?読む様になりました
 詰まり、読売の記事や主張に対する信頼性の低下です。

・朝日新聞と読売新聞の比較
 その点で言えば私が読売の前講読していた(
自社の主張にこだわり、主張に反する投稿は全て没、勢い余ってときには捏造記事を意識的?または無意識に書く)朝日新聞はある意味ではとても正直です。
 
 だから朝日の記事や社説は全て疑いの眼で見て、良い所は信用するし(前記の情報も朝日の記事を引用しました)、悪い所は無視すればよいのですから、読んでいて気分を壊すこともありますが読み方は簡単です。
 然し「博士の独り言」さんの取り上げた産経や、読売は時には右翼とか(稀には左翼)、政府寄りとか言われますが、朝日や毎日に比べれば割と公平な報道をしているようです。
 勿論、民主党など野党、宗教関係、関係、日教組などの組合関係などの批判や記事が殆どないと言うマスコミ共通の不満はありますが。
 そのような割と信用のある新聞が時にその報道の傾向や主張に変化があればその影響は大きいと思います。

・渡辺さんの登場と読売新聞のあり方
 渡辺さんが表舞台に出るときは、今回のようなデマが流されて新聞の信頼を落とさないように、特に慎重を慎重を期しと貰いたいと思います。
 また渡辺さんの影響を排除して公平な報道をするのも大変だと思いますが何とか頑張って貰いたいと思います。
 読売は上記の女性記者に関する(多分)デマはその報道姿勢への警鐘だと考えるべきだと思います。
 勿論麻生さんの漢字の読み間違いも、中川さんのバチカン見物の話も他社との競争もあると思うので報道しても良いと思いますが、些細なことは小さな紙面、政策など重要にな問題には大きな紙面を割くとかして、日本一の発行部数を誇る読売新聞の見識を示してはどうでしょうか。
 今までのような朝日や毎日のような書き方、軽薄なテレビの言う様なことを書いていると、国のために動いている(筈の)渡辺恒雄さんの動きが、矮小な麻生降ろしなどと繋がって読者の取られてしまうの思うのですが。

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参照:
マスコミの偏向報道  
政治を矮小化させるマスコミ