NHKの経営委員会は自ら依頼した、前慶応義塾長の安西祐一郎さんへ会長就任の意志の撤回を求めると言うニュースが流れました。
その理由は安西さんが、会長交際費がどれぐらい使えるか、副会長を連れてくること、都内に居宅をもらえることを条件に出したことを上げていました。
私はこのニュースに違和感を感じていたのですが、案の定、安西さんの会長拒絶の怒りの会見のニュースが流れました。
報道に依れば、
委員会で4人の候補者の中から安西氏を選任。
委員長の小丸さんにに交渉一任、受諾すれば全員賛成の議決をする。
小丸さんの会長要請に対して安西さんが再三固辞したがやっと受諾。
安西さんの話しによれば、彼が上記の経緯を小丸さんに訊いた。 それから委員会の空気が一変。 この間に、就任要請が経営委員会の総意でないこと、経営委員も風評で評価したことが判明、一貫性のない小丸委員長の下では、NHKのかじ取りは困難と判断し、就任拒絶を伝えた。
そうです。
[政治的な報道で公共放送の役割を果たしていないNHK]
NHKは公平に言って公共放送らしい多くの有益な番組を放送しています。
今日の夜の番組だけを取り上げても、「クローズアップ現代」、「ためしてガッテン」、「歴史秘話ヒストリア」、「シリーズ世界遺産」など有益な番組がー並んでいます。
然しこれがこと政治、政治絡みの東アジアの報道になるとその姿勢が一変します。
・日曜討論では万遍なく各党の意見を聞くだけ。各党から言えば言いっぱなし。
「たけしのTVタックル」、「たかじんのそこまで言って委員会」と比べれば国民が本当に知りたい各党の主張の問題点など殆ど伝えていません。
・テレビも新聞も首相はもっと国民に訴えるべきと主張し、国民も皆そう思っているのに、NHKはそれに応えられず、テレビ朝日の「報道ステーション」に菅さんの独占インターピューを取られてしまいました。
勿論菅さんとしてはゴールデンタイムのNHKへの出演を希望していたと思うのですが。
・私の記憶ではNHKの首相に訊く番組は一回だけありました。
麻生さんとのインタビューです。
但し漢字の読み間違いとか、発言の振れとかー詰まらないことで時間を潰し最後の一分に(本当です、下記の参照を見て下さい)麻生さんの基本的な考えを訊いた、とんでもない番組でした。 (参照: 「NHKの「総理に聞く」にがっかり」 、なお最近報道された、「3与野党提言からの「午後8時に」党首討論見てほしい」の要望にまず公共放送のNHKは真っ先に応えるべきだと思うのですが。)
これらはまだ良いほうで、東アジア関係の報道は酷いものです。
[余りにも方より過ぎた政治絡みの東アジア関係の報道]
・最後には安倍さん、中川さんと朝日新聞の場外乱闘まで発展した、公共放送としては明らかに問題のあり過ぎる「慰安婦模擬裁判報道」
・NHKのプロゼクト「JAPAN」の一回目の「アジアの一等国」の報道では台湾問題の放送が余りにも偏り過ぎていると言う猛烈な批判が起こりましたが、NHKは最後まで謝りませんでした。 (「2回目のNHKへの「Japan デビュー」質問状とBPO」 での全く不可解なNHKのの報道の手法を見て下さい。)
NHK現役職員の「JAPANデビュー」に対する告発に依りますと、「ディレクターの意識の低さ、取材のお粗末さ、上層部のチェックの甘さという、極めて次元の低い問題だ。」と指摘しています。
その後シリーズで朝鮮問題など取り上げていますが、NHKのオブザーバーでもない私は、見て不快になる番組を見るのを止めました。
ネット上でもNHKは反日メディアのレッテルを貼らされています。
・確かにNHKの好きな評論家が居ます。Kさん、Uさん、Sさんなどどちらかと言えば反自民の傾向が多いようです。
NHKの政治関係の番組のディレクターはその放送の傾向から見ると、反政府の立場を取るのが進歩的という戦後以来の単純な考えを持っているような気がします。
[経営委員会の一新を]
NHKの経営委員会は「NHKの経営方針や業務の運営に関する重要な事項を決定する」のが役目だそうです。
そして委員会長の小丸さんは「NHKは正確で公平・公正、中立な報道に努め、自主自律を堅持し、不偏不党を守り、公共放送として国民の皆さまの信頼に応えていかなければなりません。経営委員会は、NHKが公共放送として使命を果たしていけるよう最善の努力をいたしてまいりますので、何とぞ、皆さまのご支援をお願い申し上げます。」と言って居ます。
然しこと政治絡みの番組に関して委員会はその機能を発揮しているのでしょうか。
今回の混乱と委員会の決定のいい加減さや内部の不統一を見ると、とかく問題を起こしがちで小丸さんの言うように公平とはほど遠い政治絡みの番組に対してどれだけの指導をしてきたか疑いたくなります。
今日の読売新聞の「編集手帳」では「Comitteeとは委員会とは時間厳守の時間浪費委員会で、星の数ほどある委員会の中で今、その定義が一番ぴったりくるのはNHK経営委員会だろう」 と酷評しています。
小丸さんが言うようにNHKが政治的に公平公正の放送をするためには、まず自分を含めて委員の刷新から始める必要があるかも知れません。
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