普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

政治と世論とブログ

2008-01-08 11:19:31 | 情報、マスコミ

[政治家と私の周辺の人達の考え方の違い]
 以下の文章は私の属する英字新聞輪読会の人達の意見と、情報源はテレビだがニュース番組は必ず見ている家内が、それを見ながらポツリと洩らした言葉を纏めたり、それに私の自身の意見を加えてたものだ。
(お断り:この一部は10月10日と大晦日に書いたものの繰り返しなので、青字にしております。もしそれを読まれた方は読み流して下さい。)

[学歴詐称問題]
 2003年かの福岡2区の選挙で自民党の大物の山崎拓さんを破って、小沢さんの支持を受けて出馬した新人の古賀潤一郎さんが当選した後、学歴詐称問題で問題になった。
 あの時、私たちの周辺では、民主党は何故彼を説得して、早く辞めさせないのか、そうすれば、皆、特に福岡県の人達は彼の潔さに感動して次の選挙では勝てるのに、このまま頑張っていても、次は山崎さんが捲土重来を期してくるので絶対に勝てる訳はないのにと皆で話し合っていた。
 そして結果は、四方八方から散々叩かれた挙げ句、彼の除名、辞職と言う民主としても有望な人材の政治生命を断つと言う最悪の形で終わった。

 何故なら古賀さんはその学歴でなく、その若さと清新さで、女性問題を起こした山崎拓さんを破って当選したので、学歴など誰も気にしていなかったのを皆知っていたからだ
 なお古賀潤一郎さんは小沢さんの推薦で立候補したと言われている。

[前回の民主大敗]
 前回の衆議院戦のときの小泉さんの演説に熱狂的に歓声を上げる小母さん達のテレビを見ていた家内が「こんなこと可笑しことね」と私に言った。
 つまり小泉さんに乗せられた小母さん達とそれを選挙中と言うのに一方的に放送するテレビの両方のことを言っているのだ。
 前回の衆議院選の時の自民、民主の戦いかたに疑問をもった私は地もとの民主党の議員に選挙のやり方を変えろと手紙を出した。
 小泉さんは民主党を改革の抵抗勢力に仕立てて、喧嘩をしかけているのに、岡田さんを明後日の方を向いて国民に向けて政策を並べ立てているだけだ。
 小泉さんは、大きなミスを冒した。
 郵政改革反対の人達を追い出して、然も刺客まで送り込んだ。
 これはまさに独裁政権のやることではないか。
 共産党ならともかく、政権与党がこのようなことをするのは昔の大政翼賛会を思い出させる。
  民主党がこのことを捕まえて、小泉さんを独裁者の復活とキャンペーンを張っていたら、彼の雄弁がそのままナチスのヒットラーと重なり、雄弁なほどマイナス・イメージを与える筈だ。

結果:
私の心配した通り自民党の大勝に終わった。
 一方、私の予測を裏付けるように、小泉さんから追い出された綿貫さん達国民新党は、小泉反対一本槍の選挙戦術で大善戦し(事実上殆ど全員の)4人も当選した。

参照:民主党チョンボの歴史 

[前原さんの失敗]
 私は民主党の代表になった前原さんに、政府を攻撃する時は、喧嘩上手な人を選ぶこと、自由党から揚げ足を取られないように十分に準備をすること、菅さんの例のように代表自身が攻撃に参加しなように投書した。
結果:前原さんはガセネタ問題で退陣に追い込まれ、小沢さんの登場と言う、私から言わせれば民主党にとっても日本にとっても最悪の事態となった

[安倍さんの失敗?]
 安倍さんには組閣時から柳沢さんや松岡さんなどの問題閣僚が多いこと、閣僚の問題が起き始めたとそれらの人を切ること、内閣改造を参院選前に行うこと、安倍さんが裸の王様にならないよう、外部からの声を聞こえる体制の整備することを自民党にも投書した。
結果:
安倍さんも同様に選挙中の「政治と金」の問題の処理不足がボディーブロウのように効いてきた。
 私が気がつかなかったのは、マスコミがその点をついて選挙真っ最中の執拗に赤城さん攻撃をするとは思わなかったことだ。

 それと、書き忘れたが私に言わせれば誤ったリーダー・シップを発揮し、衆院3分の2の議席の数の力で強引な政策を進めたことがまた攻撃材料になった。
 それでKY(空気が読めない)と言う言葉でやゆされ、事実上の裸の王様状態になって野党やマスコミから突かれたのも大敗の一因となった。

[福田さんの失敗?]
 福田さんへは厚生労働省が年金、社保庁、医療、少子高齢化など余りにも大きくて難しい問題を抱えているので、升添さんの周辺を強化し場合によれば直接指導をすることも同様に投書した。
結果:そして福田さんは升添さん所管の年金、薬害問題と私の予測しなかった守屋さんの汚職問題で衆院選敗北に繋がりかねない支持率急降下に見舞われている。
 私は何も私の先見の明を誇る積もりはは全くない。何故なら、これは普通の人がまともに考えたら直ぐに思いつくことを書いたに過ぎない。

 
参照:普通のおっさんが見た政治

[世論の動向とブロガー]
 現在福田さんも小沢さんの世論の動向を見ながら綱渡りの国会運営をしている。
 問題は、私が最初に書いたように、同じ世論と言っても、色々の考えの人が居ることだ。
 その中で問題なのはは政治家が浮動票の分類に入れられる人だ。
 その中には私を含めて、是々非々で投票する無党派も居れば、
「ヨン様に振った手を純ちゃんに振る」
小母さんからふわふわしたギャル、暴走族まで色々だ。
 その人達も皆同じ1票の権利を持っている。

 だから世論調査では割合まともな回答がでるのが、選挙になると、小泉さん大勝に続いて安倍さん大敗という大きなぶれが起きる原因になっている。

 さらにそれをリードし時には煽るのがマスコミ特にテレビだ。
 前回の衆院選の時の大げさな刺客報道、今回の参院選の時の執拗な赤城さんの絆創膏報道だ。
 マスコミの中にはその主張に沿った方向にミス・リードしているのではないかと疑われるような報道をするものまで現れる。
 そこで期待したいのはブロガーの活躍だ。
 右翼左翼を問わず、政治や世の中の情勢に関心を持っている人のブログは皆それなりのしっかりした考えを持っているようだ。
 然し皆の優れたブログを見ていて残念なのは、それがブログの世界に留まっていることだ。
 その立派な意見をもっと政府、政党、教育界、経済界などの外界に発信してはどうだろうか。
 例の赤城さんの絆創膏報道を見ていて、余程ブログに書こうと思ったが選挙中と言うので多くの方と同様に選挙に関する投降は思い留まった。
 これらかは候補者達の選挙中のホーム・ページの更新もOKになりそうなことに成りそうだ。
 正にネット上で活躍するブロガーが不公平な報道を是正させるのチャンスだ。

 1月7日の毎日新聞の発信箱に政治ブロガーの動向に付いて報道がされている。
その概要は、
・英BBC放送のニュース番組などでコメントする識者の中にはたまに政治ブロガーが登場する。ブログの世界を報道機関が軽視できなくなっている。
・米国では政治ブロガーの認知度が確固としている。たとえば、米国防総省は「ブロガーの円卓会議」と題してブロガーを対象にした電話取材などの機会を設けている。米大統領選挙の行方を占う際、人気のある政治ブロガーの発言内容は要注意だ。
・インターネット創始者サーフ氏が英誌に語った感想は興味深い。「インターネットはメディアの絶対支配を吹き飛ばしてしまった」。特に誰でもウェブサイトで意見や情報を発信できるブログは、世論形成において別の舞台を提供できる。
と世界の動きを伝えている。

 日本のブロガーも
「井の中の蛙ブログの正義感」
にならぬ様に、私のような「普通のおっさん」より遥かに優れた優秀なブロガーの方達の外界への発信と、一部マスコミのミス・リードに迷わされない公平な世論形成に一役買って頂けることを期待している。

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