普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

政治とインターネット

2008-01-16 11:19:04 | 情報、マスコミ

 今日は素人の特権を活かして、政党や政治家に今まで余り言われていない提案をして見たい。

[今までの政治関係の情報の問題点]
1.政治家の言い分
 良く聞くのは、政治家がいくら良い事を言っても、マスコミが自社の主張に沿う様に、彼らの発言の一部を切り取って、その部分を繰り返し報道するので、自分の意志が国民に伝わらないという不平だ。
 少し極端な例だが、柳沢さんの「産む機械の失言」や法務大臣の鳩山さんの「私の友達の友達はアルカイダ」の発言など全体を読めば、直ぐ彼らが正論を言っていることが直ぐ判る筈だ。
 然しマスコミは見事にその問題発言の部分だけを取り上げて、一方的に報道し問題を拡大させてきている。

2.マスコミの問題
・自社の主張に沿った報道
 この点では朝日新聞が飛び抜けており、社説は勿論、「朝日、捏造」で検索すれば、240万もヒットすると言う有名な話、世論の誘導とも取れる読者の投稿欄など自社の主張に沿った物しか採用しないことなどが知られている。

 最近では読売新聞などもこの傾向が時々垣間見られており、渡辺恒雄さんの大連立構想破綻後の民主党攻撃の報道や社説は明らかに偏っていた。
 その他毎日、産経、日経の各新聞やテレビへのブログ上の批判が絶えない。

・選挙中の一方的に偏った放送
 小泉さんの刺客その他の奇抜な作戦に乗せられた自民党への偏った報道、前回の参院選中の赤城さんの絆創膏問題への執拗な報道が、小泉さん大勝、安倍さん大敗と言う、大きな選挙結果の変動を引き起こし、結果的には今の混迷している政局を作り出した原因の一つであることは間違いないようだ。

3.ネット社会の問題
 ネット上では、政党、政治家、マスコミに対する批判や応援が盛んだが、一部の人達を除いては、私の言う「井の中の蛙ブログの正義感」で折角の日本のためのことを思っての発言も卓見も「オタク」で括られる状態の人達でつくられた閉鎖的な社会に埋もれているようにみえるのは残念だ。

[私の提案]
・政治家の日常活動をネットの場まで拡げること
自分の意見の発信
 今、自民党、民主党とも選挙中の候補者のホームページの更新を認めようとする方向に動いているそうだ。
 私の提案はこれを一歩進めて、政治家がもっと本格的にネットの社会に進出することだ。
 問題は彼らのホームページの殆どが読んでも全く面白くないことだ。
 彼らのどのホームページはどれを見ても判を押したように経歴の紹介とか、政見、国会での発言などばかりだ。
 例えば選挙に行く前に念のために候補者のホームページを見ようという一般人は殆どないと思う。
 彼らはマスコミが自分たちの言う事の半分も伝えてくれないと思うのなら、マスコミがオミットしたことをネット上で発信すれば良い。
 そうと判ればマスコミの報道に疑問を感じた人は狙い撃ちされた政治家のブログやホームページを自分から開いて見るだろう。
 そのために自分で書くのが忙しければ、秘書に自分の言動を書かせれば良い。

国民の意見の吸収
 逆に一般の人達の意見を吸収するためにもネットを活用することだ。
 出来れば極く一部の政治家やその支持者のように、ブログを開設して政治関係のランキングに登録することだ。
 そうすれば、人気のある政治家にはコメントやTBが集中するに違いない。
 それが読者数を増やし、支持者を増やすとともに一般の人達が今何を考えているかをいながらにして知る事が出来る。

・一般の人の活動
 もし政治家のホームページやブログがネット上でもっと拡がりもっと身近になり、もっとポピュラーになれば、今までネット上で埋もれていた、貴重な意見が直接政治家に反映されて来るだろう。
 つまり一般の人達の政治家との直接対話→政治への参加だ。
 そして、ネット上の政治関係の情報量が(多分数倍)拡大すれば、政治家もマスコミもそれを無視出来なくなる。
 それで今まで報道されてきたような国会上でな国民に首を捻らせるような国会議員の言動についてもっと慎重になるだろう。
 それとネット上の意見がマスコミの偏向報道(特に選挙中の)に対するブレーキに成るだろう。

[私の提案の利点、欠点]
私の提案の欠点

・勿論、私の提案の良い所ばかりではない、政治家によるネット上の意図的な情報操作、いたずらや意図的なガセネタの氾濫、政治関係の情報量の拡大を不利とみた政治家や政党による締めつけなどの多くの欠点もある筈だ。

私の提案の利点
・然し、前に書いた様に、政治への民意の直接的な政治家へに反映は国に取って良い事も多いと思う。
 それでとかく国民と遊離しがちな政治家がいつも地についた政治をすることが出来る。

・今の政局は世論で動いていると言う。
 その世論を動かすのはマスコミだ。
 特に所謂浮動票と言われる人達の「世論」を動かすのはテレビだ。
 もし私の言う様な政治家と一般の人達が直接討議のそ場ができれば、政治家が一方的なマスコミのリードで作られた世論に惑わされるず、健全な人達の意見も知る事で政治を正しい方向に進むのに役立つと思う。

 政党や政治家がもっとインターネットを活用することを検討してはどうだろうか

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (へぼ株おじさん)
2008-09-15 21:08:15
いい政治家を出す風土を作るのがね私達団塊世代の責任だと思っています。
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Unknown (無党A)
2008-01-18 22:34:27
「やっさん」さん
貴重なコメントを頂きまして有り難うございます。
おっしゃる通りにマスコミがもって公平な報道や主張をして貰えば良いと思うのですが。
今後ともご助言とサポートをお願い致します。
返信する
マスコミの世論支配 (やっさん)
2008-01-17 21:17:44
お初にお目にかかります。

mutouha80sさんのおっしゃるとおり、問題の本質は、「マスコミの世論支配」にあると想います。

一方、昨年あたりから、マスコミの不祥事(捏造)が世間にも知れ渡り、現状の世論の大半は、反マスコミ潮流に乗っているといっても過言ではありません。

ネットやブログは、マスコミに代わって事実を追求できる場(インフラ)として大きな可能性を秘めていると想います。

あとは、『中身』をどう構築していくかにかかっているのでしょう。

お互い、がんばっていきましょう!!
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