昨日の毎日新聞の「岐路の夏:09衆院選 北海道11区 中川氏VS小沢氏元秘書、逆風の選挙戦」で中川昭一さんの苦戦の模様が伝えられています。
・「いろんな反省がありますね、私は。今の時点では、私の方が下にいるんだろうと思っています」。前財務・金融担当相、中川昭一氏の事務所開き。取材に応じた中川氏は、民主党前職の石川知裕氏(比例道ブロック)の存在を念頭に、苦戦を率直に認めた。口調は重かった。
・今回は9期目を目指す。経済産業相や党政調会長を歴任。道内では町村信孝前官房長官とともに「首相候補」と期待された。
・しかし、順風満帆だった経歴は今年2月、ローマでのろれつの回らない「もうろう会見」で吹き飛んだ。「候補者を代えた方がいい」。父親譲りの後援会内からそんな声もあがった。
・これまでは選挙期間中でもほとんど地元入りしてこなかった。しかし、3月以降は、妻郁子さとともに「数千軒」の支持者宅をおわび行脚した。
・小選挙区が五つある岐阜県とほぼ同じ面積。黒塗りの高級車の使用はやめ、白いワゴン車のシートに納まる。帯広市の事務所に掲げていた看板は実績を強調する「実力本位」から「新たなる決意」に差し替えた。
・しかし、風向きは変わっていないようだ。
・池田町の事務所。約100人の支持者を前に、中川氏の声が響いた。「反省を含め、皆さんとともに歩んでいく決意で訴えている」
・石川氏は小沢一郎・民主党代表代行の元秘書。前回05年は敗北したが、比例で繰り上げ当選した。小沢氏直伝のドブ板選挙を実行し、今も週1回のつじ立ちを欠かさない。農協を突然訪問するなど中川氏の支持基盤の切り崩しも図る。
・今年3月、小沢氏の資金管理団体「陸山会」などを巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検の参考人聴取を受けた。「多くの有権者、支持者に心配をかけたことをおわび申し上げる」。直後に地元入りして謝罪した。小沢氏も代表を辞任し、陣営は「影響は少ない」とみている。
・27日早朝。音更町の十勝大橋近くの交差点に石川氏は立った。手を振ってくれるドライバーもいる。「『有権者の信を得た』と確信はできない。でも、悪い手応えではない」。成果を感じていたこれまでの活動に影が差したのは、一瞬だったと信じている
[私の意見]
中川さんの「もうろう会見」はテレビで繰り返し繰り返し放送され、その前夜の女性記者と飲んでいたことまで洗いざらいぶちまけられ、すっかり中川さんのイメージを落としてしまいました。
勿論、重要な地位にあり、しかも翌日の記者会見を控えている中川さんは体調管理に充分気をつけるべきだったと言う責任を問われてもしかたがないことです。
逆に言えば、後になって判った酒と薬による複合中毒に気付かなかった体調管理に失敗しただけの責任です。
これで日本のイメージでほんのちょっぴり落としたかも知れませんが、ただそれだけの事です。
中川さんの辞任と麻生さんがそれを認めたのは、唯でさえ政権基盤が弱い上に、数々の失言などで、支持率が低下しているなかでの決断です。
つまり党内の反麻生の人達の批判(最近の中川秀直さんたちのように、自民党が危ないときに、良くもこんなことをマスコミの面前で言えたものの思いますが)と野党の問責決議案に麻生内閣が耐えきれなかっただけのことです。
手っとり早く言うとマスコミ、特にテレビの得意の繰り返し放送により、小さな出来事を拡大して見せ、あたかも中川さんが世界からの日本への信頼性をがた落ちさせたかのような攻撃が政局を動かし中川さんの辞任になったのです。
事実は、始めて判った酒と薬による複合中毒が起こったこと、外国紙の中川さんの「もうろう会見」を揶揄したような報道しただけに終わっているようです。
私は政権交代論者ですので、民主党が政権担当能力があれば交代すべきだと思うし、党が発表したマニフェストにたいしてマスコミが色々な批判を加えて、党の公約の問題点を洗い出し、その結果より良い公約になることは良い傾向だと思っています。
マスコミの報道を悪く取れば、最近また麻生さんが年寄りのことで失言をしましたが、珍しくこれは余り取り上げられていないようです。
何故ならマスコミには民主党のマニフェストと言う、大きな報道のネタがあるからです。
中川さんの場合は、マスコミが麻生さんに逆風が吹いているのに、今更サミットでもあるまいと、冷やかしていたところで、中川さんの問題会見がでたので、これが格好のネタとなり繰り返し放送されたのです。
中川さんも運が悪かったし、前にも書いたようにその体調管理失敗の責任は負うべきですが、それでも毎日新聞が言うように中川さんの首相候補にもなれる力量が減った訳ではありません。
中川さんのような大物でも、人気商売ですからマスコミで作り上げられた虚像を否定する(そんなことをすれば人気が落ちる)訳にも行かず、ひたすらお詫びするしかないのでしょう。
現在、日本にはリーダーが不足と言われています。
その乏しい人材の一人である中川さんを体調管理を失敗しただけの理由で、潰して良いのでしょうか。
当面の相手の石川さんは小沢さんの資金問題に絡んでいるそうです。
小沢さん自身やその秘書の石川さんまで法律違反をしているかどうか判りませんが、少なくとも政治資金規制法の精神に違反していることは間違いないと思います。
小沢さん問題が下火になっているのは、鳩山さん同じ問題と同様に選挙間近で司法・検察が動きを控えているのに過ぎません。
中川さんと小沢ー石川ラインのどちらに道義的により大きな責任があるのでしょう。
中川さんは自分の好きな酒のための失敗は二度と繰り返さないでしょう。
私は北海道の選挙区民の良識のある判断を期待しています。
どうぞ日本のために有能な政治家を潰さないで下さい。
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落選後、精神病院でアル中を治療すればよい。
あそこまで露骨なマスコミの嫌がらせを受ければ中川さんが苦戦するのは当然ですが、めげずに頑張ってほしいです。日本の立場を主張できる貴重な方だと思います。
ここにいる中川昭一氏の支持者の皆さんにお伝え致します。
なんでも中川昭一さんの応援団が、今回落選させてお灸を据えるなどという不条理なことを言っているというのです。
G7での実績を評価せず、身内がこんなひどいこと言ってていいのでしょうか!
小沢や鳩山のような法律違反を疑われている人が誰にも気兼ねなく選挙活動しているのに、犯罪犯したわけでもない良識議員さんたちがマスコミのネガキャンだけで落とされるなんてあってはならない!と思うのですが。
急遽中川さんの応援団に抗議のメール、FAX、書簡などをお願いします。
北海道の有権者のみなさんも、お願いします!
政治家のスキャンダルには裏があるのは当然でしょう。世の中は見えることだけが真実ではないでしょう。
玉木局長がその後出世して、財務官(実質ナンバー2)になったのは何故でしょうね。
あと中川氏の行状を見てきたようなことをいってる人がいるけど、ヴァチカン行ったことある?ラオコーン像の柵がどうなってるか知ってる?朝日や毎日の記事見たとき、嘘だと直感しました。台座は座れるようなスペースはありません。よじ登ったとかもかかれてたけど、よじ登れるようなシロモノでもありません。柵ではなく低い仕切りロープです。
適当なこと書いてるのよ。