・石原新党に就いて
石原新党の動きがマスコミを賑わしています。
今朝のテレ朝でもこの問題に就いての街での簡易アンケートの結果を報道していました。
石原新党の反対は約70%、反対は30%。
反対の理由は石原さん老人だから、支持の理由は石原さんなら何かやって呉れそうだから。
私は政治家は心身共に余程よぼよぼにならない限り、その価値は年齢でなくてその考え方が若いか否かで決まると思っています。
石原さんの施政では新銀行などの失敗も有りましたが、都の会計制度に複式簿記などの企業並みのシステムの導入始め多くの新しい方式を導入しています。
そのリーダーシップも最近の震災の瓦礫の受け入れなど他のごく一部を除く他の地方自治体がひびっていることをやってのけています。
然しその前途は消費税増税賛成の石原さん、反対の亀井さんの間の調整や自民・民主からどれだけの政治家を引き込めるか、不透明なところが多くどうなるか判りません。
・国民の閉塞感
はっきりしているのは、
・人気取りのマニフェストのボロが続々の民主党政権、その代わりとなる自民党の政権陥落以来の低支持率と言う国民の閉塞感が、昭和維新の会や、今回の石原新党結成の動きに繋がっていること。
・支持率低迷の自民党が国民の自民党アレルギーを解くような体制を国民に示していないこと
・それでも民主党政権にか代わるものとしては自民党政権しかないこと
からの国民の閉塞感です。
私は「自民党の対決路線一辺倒、幹事長会議で批判」、 「国会が開催と決められぬ政治から決める政治へ」始め何度となく惨状の民主党政権に代わるものとしての自民党の支持率低迷にどう対処すべきかと自民党の対応の批判をしてきました。
・自民党政権による夢の内閣
ここで「前向きの政治批判」を目指す私としては、ここでは批判ばかりでなく無責任な小ブログの立場を活かして、夢の自民党内閣を考えて見ました。 (括弧内は第2の候補です。)
首相:安倍晋三さん (石破茂さん)
多くの識者が安倍さんを支持していますし、私も安倍内閣時代から一度下野して再出発すべきだと書いて来ました。
問題は安倍さんの辞め方がいかにも突然だったために、ネット上では「アホの安倍さん」と言われるように余り評判が良くないことです。
然し事実は教育基本法、憲法改正の前提となる国民投票法など重要な法律を成立させ、志中半ばで終わりましたが、主張する外交とその前提となる情報機関の設置など称えてきました。
問題はお友達内閣と揶揄されるように近い人達ばかりを集めたため、情報機関設置の考えと逆な小泉改革に伴う地方の疲弊の情報が伝わらずに、そこを小沢さんに突かれて参議院選に負けたことです。
私は安倍政権は小泉改革続行でなくてその見直しか脱却にすべきと書いたのですが。
官房長官:石破茂さん(安倍晋三さんかそれに代わる実力者)
私は党内の情勢から言えば、安倍さんより彼が自民党総裁→首相になる条件が揃っていると思うのですが、官房長官としても民主党との大きなパイプがあり適任と思います。
行政改革・TPP担当大臣:石原慎太郎さん
私は行政改革は一般企業並みに、公務員に原価意識を持たせ、自主管理、改善活動をさせるのが基本と思いますので、前回のエントリーで書いたように、石原さんが東京都に導入した、複式簿記、貸借対照表など一般企業並みの会計方式を国にも導入すべきだと思います。 (そして前回のエントリーで書いたように財務省発表の歳出・歳入の内訳に必ず人件費、固定資産費なども合わせて表示する。)
また石原さんのリーダーシップでの行政改革の実行力を期待したいと思います。
また政権がもしTPPに参加するのなら、その交渉の参加・離脱の全権を石原さんに委ねてはどうでしょうか。
石原さんなら米国の自動車工業界の不当な要求など撥ねつけ、米国も日本並みのやり方見習うべきと言って呉れると思います。
そしてもし石原さんがTPP担当になるとすれば、日本のTPP交渉能力の弱いことの心配からのの反対意見は激減するでしょう。
財務大臣:竹中平蔵さん
小泉政権時代の彼の実績をみれば、学者には珍しい実行力を持った人だと思います。
難しい円高問題の処理もそうですが、前に書いたように行政改革の一番目にやらねばならないのは財務省の改革です。
もし石原・竹中ラインで財務省の改革に成功すれば、財務省が行政改革の推進力になると思います。
文科大臣:義家弘介さん
民主党政権の元で輿石さん始め日教組出身者やシンパの人達のために日本の教育の方向が曲がりかかっていると思いますが、安倍政権時代の状況に戻すために、教育問題に取り組んでいる義家さんの起用が良いと思います。
復興担当大臣:亀井静香さん(またはそれに相当する実力者)
難点は自民党の公約である消費税増税に亀井さんが反対していますが、彼なら東北復興に思い切ったやり方をしそうな気がします。
その他の閣僚:今の自民党の陣容からすれば幾らでも適任者はいると思います。
閣僚にいれない方が良い人:小沢一郎さん、もと族議員や派閥の一部の領袖として自民党首相の足を引っ張っったり、リモートコントロールをしてきた人達。
理由は省略します。
詰まり私の提案は自民党中心の挙国一致内閣です。
勿論私の提案の前提は、自民党が解散・総選挙で勝つのが条件ですが、何度も書いたように野田さんが余程ヤケクソにならない限り解散はしない可能性が高いような気がします。
いずれにしても自民党は衆院選勝利のために、上記のような体制を考えた国民への訴え方を考えるべきだと思います。
そして民主党政権がこのまま続くとした場合でも、非常に難しいと思いますが、私の提案に似た似た体制を作れば良いと思います。
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