戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
6月1日の読売で今まで何度も見た気がする「枝野氏バランス腐心、衆院選、共産の協力に期待、連合は反発」の記事を見ました。
私が言わずとも枝野さんの気持ちも判りますし、彼は共産党の本質を判っていると思いますが敢えて共産の問題点の綱領を紹介します。
現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破――日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である。それらは、資本主義の枠内で可能な民主的改革であるが、日本の独占資本主義と対米従属の体制を代表する勢力から、日本国民の利益を代表する勢力の手に国の権力を移すことによってこそ、その本格的な実現に進むことができる。この民主的改革を達成することは、当面する国民的な苦難を解決し、国民大多数の根本的な利益にこたえる独立・民主・平和の日本に共産主義は市民が富を共有する経済システム。
共産主義は、市民が富を共有する経済システム。
民主主義は、市民が権力を持つ政治システム。
で綱領の中に共産党の主張に 共産主義と民主主義の違いに触れていないのは間違いか、知っていての国民を惑わせる発表でしょう。
以下の事実は私のような年寄か心ある人しか知らない事実です。
創立されたばかりの共産党は、1922年11月第4回大会に代表2名を派遣して党の結成を報告、コミンテルン日本支部 」として承認された。 翌 1923年 2月、千葉県市川市の料亭で第2回党大会を開き、コミンテルンの標準規約を基にした党規約を決定した。 同年3月、北豊島郡 石神井村 で臨時党大会(石神井会議)を開催し、 ブハーリン が起草した「党綱領草案」(ブハーリン綱領草案)を検討したが、「 君主制廃止 (日本における 皇室 ・ 天皇制 廃止)」のスローガンが含まれていたため一致に至らず、綱領は決定されなかった。 問題になった「君主制の廃止に対し、古い社会主義者たちは、強く反対したのである。
つまり日本共産党は現ソ連のコミンテルンの許可を得て発足したのです。
大戦後中国共産党は同じ共産党支配の現ソ連の援助を受けて蔣介石を破り中国を支配。市場主義経済を導入して今日の発展。そして人権問題、不法な領土拡張を継続。
今でも怖いと思われている日本共産党は自党の存続のためにも、積極的に中国やソ連批判を続け、日本共産党はソ連や中国の共産党と違うと主張すべきですが、そんな話を聞いたことはありません。
そしてそのような怖い、いざとなれば外国の勢力の支援も受けるかもしれない共産党。どんな共産主義の日本の国を作ろうとしているのか判らない共産党と組もうとしている枝野さんに連合が反発するのは当然です。
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